螺旋式うぇーぶ

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バラノラが長文を書きたいときのためのブログ

2020年4月からのゼンマイ ~大幅規制・新ルールとその先~

やあ。ひさしぶり。

 

忘れもしない、2020年3月15日の・・・9・・・時?くらいだっけ?(忘れた)

これまで運命を共にしてきたゼンマイティゼンマイマジシャンが一気に制限カードに指定された。

厳密には、4月からそうなると、発表された。

そして今、記事の投稿がいつになるかは定かではないが、この大幅な規制から少し時間が経ち、規制された状態のゼンマイにも慣れつつある。

きょうは、そんな新ルールの影響がどうでもよいと思えるほど大幅に規制されたゼンマイの現在を語る。

現在とは、2020年4月18日21:23である。

ゼンマイの規制前

まずは、ゼンマイというカテゴリがどんな感じかよく知らない読者(もっとも、この記事を読んでいる時点でそんな方はいないだろうが)に向けて、規制前のゼンマイの感じを説明する。過去のことをだらだらと語っても仕方ないので、手短に。

ゼンマイを知るには、ゼンマイソリティアを知れば7割済む。

かつてのゼンマイソリティアとは、

1.☆3ゼンマイ+ss☆3

2.ss☆3×2

3.マジシャン+シャーク

の3種のいずれかを初動とする展開コンボのことである。

上に書いたものほど弱く、その動きはこうだ。

このようにしてマイコン+モンスター5体を並べ、並べたレベルを持つモンスターたちで展開を進めていく。ゼンマイをよく知らない読者も、とりあえずこれだけ知っていれば問題ない。

具体的なソリティアとしては、例えばこんなのがある。

かつてのゼンマイの様子がなんとなくお分かりいただけただろうか。

ゼンマイソリティアについては過去に記事を書いているので、詳しく知りたい読者はそちらを参照されたし。

psychicnaminami.hatenablog.com

ゼンマイの現在

ここからは過去の栄光をすっぱり忘れ、現在のゼンマイを見ていこう。

先に言っておくと、現在ゼンマイデッキは構築不能である。少なくとも筆者はそう思っている。

それを踏まえた上で、ゼンマイを使って何かをしている様子を、ご覧いただきたい。

 

まずは何も考えず、従来通りの初動で動かしてみる。

ゼンマイ33×2マジシャークの中で最も弱い、「ゼンマイ3」。

マイコン+モンスター3体、となった。

困った。これでは、この後ろくに展開できない。ランク4も出せない。せいぜい、☆3×2でケルビーニを出してチューナーにアクセスしたり、機械族2体でアウローラドンを出してムニョムニョやるくらいだ。

そう、現在のゼンマイとは、こうなのである。マジシャンが出てきすらしない。ゼンマイデッキ独自の強みが全く無い。そして、他の汎用的な初動を使った展開とさほど変わらない

ここで読者諸君が「いやいや、これは3ゼンマイだからであって、少し要求値を上げて3×2から動かす前提にするなどすればもっと展開できるでしょ!」と思うかどうかは分からないが、少なくとも3×2前提にするのはマズイ

3×2前提となれば、デッキ内のゼンマイモンスターが全て初動札とならない、いわゆるゴミになってしまう。ゼンマイソリティアの強みとは、展開力を生み出すためにデッキに入れなければならないゼンマイモンスターが初動札となりゴミにならないことであるので、3×2前提はゼンマイソリティアの強みを捨ててしまうのである。よくない。

というわけで、ゼンマイはこのマイコン+モンスター3体から展開していくしかない。

では、ここから何か起こりそうな方向に少し展開を進めてみよう。

そもそも最初に場にいるモンスターも減っている上、ゼンマイモンスターを満足に使えないことによりゴミを大量に要求する展開カードを使わないといけず、再序盤の展開ですら素引きケアができない。

しかし一応なんか展開はできそうなので、展開してみる。

実際、やろうと思えばやることはできる。

しかし、その動きにはかつてのような輝きは見られない。

現在のゼンマイでソリティアは、可能であるものの大量のゴミと素引き不可を有し、ゼンマイの強みを全く生かせないものとなっている。

(一応“ゼンマイの強み”の面に関しては改善できる方法を絶賛研究中である。“研究中”であるため、この記事では言及しない。)

・・・

なお、ゼンマイソリティアでないゼンマイデッキも考案中である。これも未だ公開できるクオリティに無いので、存在の紹介だけに留めておく。

ゼンマイの緩和後

最後に、ゼンマイティやゼンマイマジシャンが緩和されたらどうなるかを考えてみよう。

個人的には、「○○が規制・緩和されたら」や「こんな新規カードが来たら」などといったことを考えるのは、あり得る場合の数が多すぎて網羅するのが面倒なので好みではないのだが、この度に関してはゼンマイの枚数のみに注目して容易に予測が可能なので、イヤでも考えてしまった。

現在マイティ1枚、マジシャン1枚なので、それぞれ枚数を増やしてみる。

1-1.マイティ1枚、マジシャン1枚(現在)

先ほど紹介した、現在の動きである。

1-2.マイティ1枚、マジシャン2枚

マイティ1枚ではそもそもマジシャンにアクセスできていなかったので、マジシャンが増えても影響は無い。

1-3.マイティ1枚、マジシャン3枚

上に同じ。マイティが1枚である限り、マジシャンの採用枚数は0枚のままだろう。

2-1.マイティ2枚、マジシャン1枚

マイコン+モンスター4体と、少し伸びた。

実は少しどころではなく、これならランク4を出すことができるので、素引き不可カードに頼らずチューナーにアクセスすることもでき、良質な展開が可能となる。

また、上記のことが可能なのは再序盤にマジシャンを利用できるからに他ならないので、ゼンマイを使う意義がある

つまり、現在のゼンマイの大きな問題点であった“ゴミ・素引き不可”“ゼンマイの強み”の2つを大きく改善できるので、間違いなく緩和のターニングポイントはここである。

2-2.マイティ2枚、マジシャン2枚

従来通りの展開が可能。マイティ3枚目、マジシャン3枚目はソリティアで使うことが一応あるものの必ず使うわけではないので、少なくともこれまでやってきていたお遊びゼンマイソリティア(ホルアクティやエクゾディアなど)はほとんど全快状態でできることになる。

ただ、大会で使ったり(筆者はゼンマイを大会でも使っている)するためにはまだ安定性が足りない。個人的には、大会に持っていくのはまだアリエナイと思うレベルである。

2-3.マイティ2枚、マジシャン3枚

2-2とそんなに変わらない。マイティが2枚しかないのにマジシャン3枚目を使うことなど無いからである。

3-1.マイティ3枚、マジシャン1枚

2-1とほとんど同じ。こんなバランスの悪い緩和の仕方はされないと思う。

3-2.マイティ3枚、マジシャン2枚

2-2の時点で従来の展開ができるので、さらにマイティ3枚目があると大会に持っていくレベルの構築も視野に入る。マジシャンは元々無制限でも2枚しか採用しないことが多かった。

3-3.マイティ3枚、マジシャン3枚

完全回復。

・・・

以下の表にこれらの様子を簡潔にまとめた。Microsoft社のExcelは偉大な表計算ソフトである。

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優先的にマイティを緩和してくれればゼンマイは意外と早めに元の力を取り戻すことができるので、ぜひそうしていただきたい。頼むから・・・

 

・・・

 

現在時点でのゼンマイの世界は以上のような様子である。

これからは、構築不能なゼンマイをそれを承知の上で使っていきつつ、緩和を願うばかりである。

読者諸君もぜひ、流れ星が流れてる間に靴下に手紙を入れ神社の鈴を揺らしながら、ゼンマイ緩和を願うとよいだろう。そう、

 

ゼンマイハンターが緩和される、その日まで。

 

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かわいい

 

 

それでは。

 

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