螺旋式うぇーぶ

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バラノラが長文を書きたいときのためのブログ

斬機いまこう70(深淵の獣)

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やあ。

2022年10月からのリミットレギュレーションでは、7月から引き続いてティアラメンツがトップシェアを誇る。

が故に、それに対抗できる深淵の獣はサイドデッキからの投入率も非常に高く、60枚でP.U.N.K.やサンダードラゴンなどを取り入れた“墓地グッドスタッフ”みたいな感じのデッキでは深淵の獣それ自体をギミックとして使用したりもしている。

ご存知の通り、こういった環境の変遷には何も影響を与えていない我らが斬機は、深淵の獣でスーパーノヴァハイパー大爆散する。二ビルなどの比ではない。

そんな深淵の獣が蔓延る環境で何も考えずに斬機を使用してスーパーハイパーデンジャラス大爆発するわけにもいかないので、何かしら深淵の獣に抗う術を考えていこう。

そして、本題の後に少しだけ本題とは関係ない話もしてみよう。

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▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
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デッキ名:【0斬機22.09.23】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
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【 モンスター 】25
パラレルエクシード ×3
増殖するG ×3
夢幻崩界イヴリース
斬機アディオン ×3
斬機サブトラ ×3
斬機シグマ ×2
斬機ダイア ×2
斬機サーキュラー ×3
斬機ナブラ
斬機マルチプライヤー
灰流うらら ×3

【 魔法 】11
サイバネット・マイニング ×3
スモール・ワールド ×3
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者
斬機方程式
転生炎獣の聖域

【 罠 】4
斬機超階乗
無限泡影 ×3

【 エクストラ 】15
塊斬機ダランベルシアン ×2
塊斬機ラプラシアン
炎斬機ファイナルシグマ
リンク・ディサイプル
リンク・ディヴォーティー
転生炎獣アルミラージ
転生炎獣ベイルリンクス
アップデートジャマー
サイバース・ウィキッド
スプラッシュ・メイジ
I:Pマスカレーナ
デコード・トーカー・ヒートソウル
トロイメア・ユニコーン
アクセスコード・トーカー

【サイドデッキ】15
アーティファクト-デスサイズ
スカル・マイスター
ラーの翼神竜-球体形 ×3
深淵の獣マグナムート ×3
深淵の獣ドルイドヴルム
ハーピィの羽根帚
ライトニング・ストーム
アーティファクトの神智 ×3
ジ・アライバル・サイバース@イグニスター

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このデッキは「構築王」によって作成されました。

 

深淵の獣が斬機に与える影響

斬機の先攻展開において、深淵の獣は大きく二つのタイミングで打たれ得る。

一つ目は、サーキュラでシグマを落とした後のシグマの蘇生効果。

二つ目はおなじみ、ダイアを蘇生する超階乗。

展開の起点や妨害の要となるポイントに的確に打たれ、非常に厳しい。

しかも問題なのは、マグナムートがドルイドヴルムをサーチすることで1枚でシグマ除外とダイア除外を両方こなしてしまうことである。

これでは、たとえシグマ除外を展開量で貫通して超階乗を構えられたとしても超階乗のダイア除外が確定しているため意味が無い。

 

と、いうわけで深淵の獣対策はその点を解消することを目的とする。

いつものサーキュラからとかの展開に加えてアディオンorサブトラを持っている時に、これでシグマ除外を貫通し、墓地にアディオン+サブトラ+マルチをため光闇を含まない超階乗を打てるようにする展開を考える。

 

展開

サーキュラ+サブトラ

サーキュラ+サブトラ、落としたシグマをマグナムートで除外された所から、

サブトラssサーキュラef超階乗サーチディサイディヴォウィキッドベイルでナブラサーチnsベイルリリースマルチssナブラマルチでダランssefアディオンサーチssダランアディオンでマスカレss

盤面:ウィキッド+マスカレ+超階乗(炎+炎+地)

 

ダイア入りにならないぶん妨害能力が弱まってはいるけど、マグナムートを打たれた後に残せる最大の妨害がコレなので仕方ない。

 

誘発+パラレル+サブトラ

また、誘発+パラレル+サブトラからなら、

アルミラssパラレル×2ssでダランssサーキュラサーチマルチ落としてssサブトラssサーキュラef超階乗サーチアルミラefリリースディサイディヴォウィキッドベイルでナブラサーチダランefベイルリリースナブラssefリリースアディオンssダランアディオンでマスカレss

盤面:ウィキッド+マスカレ+超階乗(炎+炎+地)

 

こんな感じでダイアの代わりに炎か地の斬機を持ってくるようにすればよい。

他のランク4スタートなども大体同様。

ただし、シグマ蘇生から入るわけではない、サーキュラ初動以外のこういった初動では、マグナムートを打たれるタイミングが無いためマグナムートが見えていない状態でコレをやる(つまり、ダイア入りを諦める)必要がある。

深淵の獣を持たれていなければダイア入りを作れないぶん損でしかないため、サーキュラ初動以外では深淵の獣の持っていそうさや、必要な妨害数と相談してこの動きはやるとよい。

 

ところで、サーキュラ初動の場合でも相手がシグマにマグナムートを使わず超階乗まで待つつもりであれば、こちらはいつも通りダイア含む3素材を揃えることになる。(見えてない深淵の獣をケアして炎炎地をためておくこともできるが…)

その場合は超階乗にマグナムートを受けてラプラ不成立になってしまうのだけど、サブトラは温存できるしドルイドヴルムのサーチは1ターン遅れるので、シグマ除外と比べてそれはそれで相手に損がある。どちらの方がキツイかは状況による…

 

構築

で、これを達成するために、アディオン及びサブトラを最大枚数積むことにする。

(サーキュラ3、パラレル3、アディオン3、サブトラ3、ダイア2、シグマ2、ナブラ1、マルチ1)

幸い誘発を15も16も入れる必要は無い(入れても意味が無い?)環境であるため、ギミックのカードを厚くしつつついでに深淵の獣をケアしやすくできることになる。

また、これにより後手の手数をダイアに頼らず伸ばしやすくなるため、サイドデッキにラーの翼神竜-球体形を採用できる。バトルフェイズを放棄しないでティアラの盤面の複数のカードを同時に処理できるカードはこれか闇の護封剣などくらいしかなく、ファイナルの都合上球体形の方がちょっとウレシイ。

 

まとめ(ここまで本題)

深淵の獣対策として、アディオンサブトラをフル投入し、先攻展開に追加で出す事でマグナムートを貫通し、炎炎地を揃え、ドルイドヴルムをすり抜けて超階乗ラプラを成立させる。

これで少なくとも、マグナムートを打たれただけでスーパートリニティスクランブルファイヤー爆発四散することはなくなる。勝てるかは、置いておいて…

 

みんなも深淵の獣(ビーステッド)、ケアしていこうね!

 

おしまい。

 

斬機の立ち位置

さ、ここからは本題とは直接関係の無いことを少しだけ話していこう。

まず、こうして深淵の獣ケア〜とか一生懸命考えているわけだけど、そんなの銀河の中の太陽系くらいにちっちゃなことであって、実際斬機デッキは今の大会環境では使いものにならないレベルだと思う。

大会環境で対戦をする前提でデッキを考える際、わたくしのちっぽけな思考回路ではどうしても斬機を使う理由を生み出せない。斬機の強みがもはや強みではないから。

(斬機の従来の強みは、「ファイナル、超階乗、ダイア入り、サーキュラ(new!)」の4つ。そのうち超階乗を失った、「ファイナル、ダイア入り、サーキュラ」だけのデッキは果たして大会環境デッキ足り得るだろうか。まともな妨害を作り出せない、ファンデッキじゃない?)

なので、現時点では少なくともCSで斬機を使って本気で頑張る気というのがあんまりない。

のだけど、そういう「使ってたデッキ、終わったわ〜w」的な話をツイッターでダラダラといつまでも書き続け、使ってもいないデッキのネガキャンばかりする人というのがわたくしはダイキライなので、ツイッターではあんまりこういう話はしてこなかった。(つもり)

でもそうするとわたくしの本心は隠れたままになってしまうので、愚行を承知でこの誰も読まない記事の最後に付け足して書いてみた。ツイッターではしないから、許してよ〜

 

深淵の獣対策の方向性

深淵の獣対策。

屋敷わらし。また次のターン打たれちゃう。

王宮の鉄壁。自ターンで弱い。

とかいうのは半分冗談で、こういうギミック外のカードでは話にならない。

深淵の獣自体そもそも相手にとってギミック外のカードであるので、自分も相手も都合よくギミック外のカードを引いてて、ぶつけ合ったら対処出来ました〜なんてのは引きの確率的に現実的でもないし、相手のメインギミックに対応する自分のギミック外のカードを入れることもできなくなる。

ではそしたら、こちらのメインギミックを少し変更して、例えばデバッガ+コーダーを採用しコンフリクトを構えられる構築にしてみたらどうだろうか。

(いわゆる【斬機コードトーカー】)

しかしこれも、メインギミック自体の変更を許すならもはや斬機を残す意味が無い

斬機コードは見た目的には「超階乗を打てるコードトーカー」なのだけど、現環境でわざわざコードトーカーに「超階乗を打てる」を付加する必要が無いと思う。(超階乗が弱いから)(サーキュラ自体は強い)

こういったように、深淵の獣から超階乗を守るためにコンフリクトとかフェンリルとか斬機ではないカードを採用し始めると、斬機を減らせば減らすほど強くなってしまう。

だからこういう方向性の構築も却下。

斬機を使うという前提で深淵の獣を対策するために目指すべき方向性は、斬機のギミックを強化または維持しながら深淵の獣を対策できることとなる。

そういった点で今回上で述べた深淵の獣対策はアディオンサブトラ増やしと斬機自体のギミックを強化しながらの対策ができているし、ナブラマルチを活用しているためそれらを採用しないことの多い斬機コードとは違った斬機特有の性質を生かすことができている。

斬機らしさを残したまま問題解決に近づくことができたので、わたくしちょっとまんぞくである😊

 

おわりに

深淵の獣(ビーステッド)、いやだよね…

先攻展開だけじゃなくて後攻でもやばくね?とか、

フェンリルの除外で色々飛ばされるもやばくね?とか、

ティアラにラプラ意味なくね?とか、

実は前期からの課題はまだいろいろ残ってるんだけど、とりあえず今回1歩前進って感じなのでこれを読んでいるあなたもぜひ1歩とは言わず2歩3歩進めてみてね。

 

斬機よりゼンマイがアツい時代が来るなんて、サーキュラ来た頃には思いもしなかったよ…

 

遊戯王っておもしろいね!

 

おしまい。

 

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