螺旋式うぇーぶ

螺旋式うぇーぶ

バラノラが長文を書きたいときのためのブログ

ゼンマイいまこう9(賜炎の咎姫)

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やあ。

2024年4月のリミットレギュレーションが発表されて、なんとなく次期環境がうっすらと見え始めてきた。

前期に引き続きスネークアイ系粛声などのデッキが台頭し、ニビルやドロバなどは少なく無効系が誘発の大半を占める誘発環境という感じがする。

無効系には普通に弱い我らがゼンマイであるが、前回の構築(ゼンマイいまこう8(ゴーストリックの駄天使) - 螺旋式うぇーぶ)からいくらかの新カードの採用や改良によってメインデッキのスロットを空けることができたので、半魔導帯域古聖戴サウラヴィスをガッツリ積むことができるようになった。

正直それしきのことでゼンマイが誘発環境で勝ちやすいとまでは思わないけど、泡1発ゼンマイが錆びてばねが伸び切りやる気が出なかった最近の状況からすれば、十分戦える水準までは上げられていると思う。

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前回と違うところ

やることは駄天使FTKであり、基本的な方針はほとんど前回のもの(ゼンマイいまこう8(ゴーストリックの駄天使) - 螺旋式うぇーぶ)と変わらない。

最も注目すべき変化はFTKの成立条件であり、前回は「最弱レスキャ初動のみ妨害を敷きそれ以外ならFTK成立」というものだったのに対し、今回は「あらゆる初動でFTK成立」となった。

本来FTKデッキはこうであるべきなのでオカシイのはむしろ前回の方だったのだが、新(!?)カード賜炎の咎姫によって無事普通のFTKデッキに成り上がることができた。

それに伴って妨害を敷くためのカードであったアマエクセット・未来龍皇セットが抜けたので、メインの無駄なゴミは減り、EXはより幅広い状況に対応できるカードを採用できるようになった。

具体的には、メインには半魔導などを積むことができるようになり、EXには後手ワンキルのためのヴァレルソードドラゴン、蓋のためのバグースカを採用できるようになった。

また、サイドにディメンションアトラクターを採用する方針にしたため、アトラクター下で効果を使用できないレスキューキャットの採用をやめ、新たな1枚初動魔界発現世行きデスガイドを採用した。

緊急テレポート&PUNKも、アトラクター下での適否や、そうでなくても展開札としての性能を考慮して未界域に変更した。

逆に、マイティへの無効は追加のマイティで貫通したり、後手のときぬるい妨害はゴーストリックで踏んでから展開するなどの方針は前回と変わらない。

展開

目指すべき盤面は前回と同じで、ジーランティスの下に「」や「」と並べればよい。

ちゃんとした条件は、「ネズ+マジ+ゼンマイ+★3+★3」か「マジ+マジ+シャーク+★3+★3」。

★3ゼンマイ+ss★3

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2体でマイティAssefネズA外してネズBssefネズAssマイティAネズAでマイコンssefシャークAサーチマイコンefネズB除外ネズCssefネズAssネズACでマイティBssefマジAssシャークAefssマジAefマジBssシャークAef★3マジBefシャークBssマイコンマジAで咎姫ssefマジAss咎姫マイティBでアンブロssでジーランssシャークBef★3マジAefシャークCssジーランefマジABシャークABC除外ssシャークABef★3シャークABでアルカードAssシャークCef★3マジABefマジCドッグssマジABCで後頭部ssシャークCドッグでゴシップss(※以下共通)ゴシップef後頭部6素材後頭部efアルカードAコピーアルカードAで駄天使AssefアルカードA外してリフォームサーチ後頭部で駄天使Bssef駄天使Bにリフォーム埋めて駄天使Befリフォーム外してショットサーチefアルカードAss駄天使AアルカードAでリトルナイトssアルカードAef駄天使A回収リフォームef駄天使BでアルカードBssアルカードBで駄天使Ass墓地のショットef駄天使AにアルカードA埋める→駄天使A10素材

前回FTKできなかったレスキャ初動。今回は問題なくFTKできる。

ss★3×2

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2体でマイティAssefマジAssマイティAマジAでマイコンssefネズAサーチnsefマジAssマイコンefネズA除外ネズBssマジAefマジBssネズBefマイティAssマジBefシャークAssマイコンマジAで咎姫ssefマジAss咎姫マイティAでアンブロssでジーランssシャークAef★3マジAefシャークBssジーランefネズBマジABシャークAB除外ssシャークAef★3ネズBシャークAでアルカードAssシャークBef★3マジABefマジCシャークCssef★3マジABCで後頭部ssシャークBCでゴシップss(※以下共通)

ベイゴマ初動。前回と比べて地味に展開途中にリンク2を挟む必要が無くなっているおかげで、ルート終盤の駄天使回収のために全ルート共通でリンク2を使うことを前提にしたルートを組めた。

★3×3

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2体でマイティAssefネズAssネズAともう1体でマイティBssefマジAssマイティABでマイコンssefシャークAサーチマジAefマジBssシャークAefssマジBefネズBssマイコンefネズB除外ネズCssマイコンマジAで咎姫ssefマジAss咎姫マジBでアンブロssでジーランssネズCefマジBssマジAefシャークBssジーランefネズCマジABシャークAB除外ssシャークABef★3シャークABでアルカードAssネズCefネズAssマジAefシャークCssマジABシャークCで後頭部ssネズACでゴシップss(※以下共通)

デスガイド初動。レスキャそのものの代わりにこれを使うわけだけど、アトラクターの他にゴミ2枚引き展開もレスキャでは不可能なのに対してデスガイドでは可能なので、1枚初動としての質も少し高い。(ロンゴミでいえばレスキャは5素材、デスガイドは6素材相当なので。)

マジ+シャーク

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マジAneシャークAefssマジAefマジBssシャークAef★3マジBefネズAssマジABでマイコンssefシャークBサーチマイコンefネズA除外ネズBssefマジAssシャークBefssマジAefシャークCssマイコンマジAで咎姫ssfマジAss咎姫シャークAでアンブロssでジーランssシャークBef★3マジAefネズCssジーランefネズBCマジAシャークBC除外ssシャークBCef★3シャークBCでアルカードAssネズBefマジBssネズCefシャークAssマジABシャークAで後頭部ssネズACでゴシップss(※以下共通)

当然できる。どうとでもなる。

ーーー

今回は、ss★3×2+マジや★3×2+シャークなどの上振れ初手からできる上振れ展開などは特に無い。誘発ケアができたりすればよかったのだけど…

ゴミ素引き展開

上の展開ルートはショット・リフォームがデッキにあること前提のルートなので、これらの素引きでルートは破綻する。

が、もちろんFTK自体は可能であることがほとんどなので、そのやり方をここでは確認しておく。

ちなみに、初動による話はほとんど発生しないので、ジーラン後「アルカード+後頭部+ゴシップ」が並んだ後からのことを主に考える。

1枚だけ素引き

ショット・リフォームのうち1枚のみが初手にあった場合を考える。今の構築では未界域によってショット・リフォームが最終的に手札・墓地のどちらにあるかで合計4パターン発生するのだけど、1枚だけ素引きなら、どのパターンでも全ての初動でFTK可能。

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(※共通部分から)ゴシップef後頭部6素材後頭部efアルカードAコピーアルカードAで駄天使AssefアルカードA外してリフォームサーチ駄天使Aef駄天使Aにリフォーム埋めてショットefアルカードAss駄天使AアルカードAでリトルナイトssアルカードAef駄天使A回収リフォームef駄天使BでアルカードBssアルカードBで駄天使Ass墓地のショットef駄天使AにアルカードA埋める→駄天使A10素材

これは手札にショットがあるパターン。他のパターンでも大体、1体目の駄天使にリフォームを埋めて墓地へ送るように動けば問題なく成立する。

2枚とも素引き

2枚引いた場合でも、{手札,墓地}×{ショット,リフォーム}で4パターン発生する。

結論としては、手札ショット墓地リフォームの場合は全ての初動でFTK可能、それ以外の場合は★3×3以上の初動でFTK可能となる。

(序列がわからない方のために、掲載しておく。

・マジ+シャーク

・★3×3(デスガイド)

・ss★3×2(ベイゴマ)

・★3ゼンマイ+ss★3(レスキャ)

の順に強い。上から二つは可能。)

手札ショット墓地リフォーム

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(※共通部分から)ゴシップef後頭部6素材後頭部efアルカードAコピー後頭部で駄天使Bssef手札のショット埋めてリフォームef駄天使BでアルカードBssアルカードBで駄天使Ass→駄天使A10素材

アルカードAに駄天使を乗せずに後頭部だけでゴチャゴチャやればOK。

それ以外

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(★3×3の場合)2体でマイティAssefネズAssネズAともう1体でマイティBssefマジAssマイティABでマイコンssefシャークAサーチマジAefマジBssシャークAefssマジBefネズBssマイコンefネズB除外ネズCssマイコンマジAで咎姫ssefマジAss咎姫マジBでアンブロssでジーランssネズCefネズAssマジAefシャークBssジーランefネズACマジAシャークAB除外ssシャークABef★3シャークABでアルカードAssネズAefマジBssマジAefシャークCssマジABシャークCで後頭部ssネズCefマイティAssネズACでゴシップssゴシップef後頭部6素材後頭部efアルカードAコピーアルカードAで駄天使Assef駄天使Aに手札のリフォーム埋めて駄天使AマイティAでリトルナイトssアルカードAef駄天使A回収後頭部で駄天使Bssef手札のショット埋めてリフォームef駄天使BでアルカードBssアルカードBで駄天使Ass→駄天使A10素材

★3×3以上の初動でジーランの下に「ネズ+ネズ+マジ+★3+★3」といういつもより少し厳しい盤面を作る。するとショットの蘇生無しでもネズの蘇生1回分でリンク2を出せるようになるため、成立可能となる。

ーーー

未だ展開精査中のため、これより条件を緩くできた人がいたら、こっそり教えてほしい… (EXにゴーストリック・フェスティバルを採用するというアイデア以外で頼むぞ!)

アトラクター下展開

アトラクター下でも頑張れば少しだけ展開できる我らがゼンマイだけど、これは実は意外と評価できることであるので、サイド後のプランにアトラクターを組み込むことにした。

先攻展開は当然不可能なのでアトラクター下での展開はジーラン+ヴァレソによる後手ワンキルに絞って、サイド後はアトラクターを通したらGやヴェーラーなどをケアしながら速やかにワンキルすることを目指す。アトラクター無しで相手の展開を止める&捲るよりよっぽど現実的だ。

アトラクター下での展開要求値は★3×3以上となっている。

(実際展開可能な初手は以下。

・ss★3×2+マジ

・★3×2+シャーク

・マジ+シャーク

・★3×3)

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(★3×3の場合)2体でマイティAssefネズAssネズAともう1体でマイティBssefマジAssマイティABでマイコンssefシャークAサーチマジAefマジBssシャークAefssマジBefシャークBssマイコンefマジA除外マジCssシャークBefネズBssマイコンシャークAネズBでジーランssefマジBCシャークB除外ssシャークBef★3マジBefシャークCssマジAシャークBでリトルナイトssシャークCef★3マジCefネズCssリトルナイトシャークCネズCでヴァレソss→ジーラン+ヴァレソ+マジC

破壊耐性持ちなどがいるとワンキルできないのだけど、そこまでなんでも対応できるわけではない…

おわりに

今回考えたゼンマイは、あらゆる初動から駄天使FTKを成立させられるようになり、半魔導・サウラヴィスの枠を確保でき、展開札をガイド・未界域に変更してアトラクタープランを取ることが可能になった。

相変わらず考えた直後は「これが最強!これ以外はありえない!なんて天才的な構築なんだ…フィールズ賞を受賞してもおかしくないかも😊と思っているのだけど、実際にはこれから思いつきもしなかった問題が山ほど出てくるに違いないので、研鑽を怠らず日々修練に励む次第で存ずる🤺

解像度の高いゼンマイデッキ、正直あんまり出会えていないので、これを読んだそこのあなたもぜひ一度ゼンマイデッキを考えみよう!

次のフィールズ賞を受賞するのは、あなたかもしれない…😊

おしまい。

 

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斬機いまこう76(V-LANヒドラ)


やあ。
さいきん、MDでもOCGでもV-LANヒドラ及びその周辺カードを採用した構築をよく使っている。
しかし、そんな最近の構築についての話はほとんどXでしかしていなかった。
だからきょうは、そういった最近の構築の話を、今OCGで使っている以下の構築をベースにしながら考えていこう。

▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デッキ名:【0斬機V-LAN24.03.08】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 モンスター 】26
エフェクト・ヴェーラー ×3
ガッチリ@イグニスター
パラレルエクシード ×3
増殖するG ×3
斬機アディオン ×3
斬機サブトラ ×3
斬機シグマ
斬機ダイア ×3
斬機サーキュラー
斬機ナブラ
斬機マルチプライヤー
灰流うらら ×3

【 魔法 】10
サイバネット・マイニング ×3
スモール・ワールド ×3
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者
斬機方程式

【 罠 】4
斬機超階乗
無限泡影 ×3

【 エクストラ 】15
塊斬機ダランベルシアン
塊斬機ラプラシアン
エニグマスター・パックビット
リンク・デコーダ
リングリボー
転生炎獣アルミラージ
コード・トーカー・インヴァート
サイバース・ウィキッド
スプラッシュ・メイジ
Gゴーレム・クリスタルハート
トランスコード・トーカー
V-LAN ヒドラ
アクセスコード・トーカー
ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト
サイバース・ディセーブルム

【サイドデッキ】15
エキセントリック・デーモン
ブルル@イグニスター
幽鬼うさぎ ×2
PSYフレームギア・γ
PSYフレームギア・δ ×2
PSYフレーム・ドライバー
コズミック・サイクロン ×2
ハーピィの羽根帚
三戦の才 ×2
大嵐
レッド・リブート

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このデッキは「構築王」によって作成されました。

V-LANヒドラギミックとは

最近よく好んで使っているV-LANヒドラギミックとは、展開成立および誘発貫通の要求値を下げるためのギミックである。
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以上のようにモンスター2体分からV-LANヒドラを起動して、サーキュラやダラン初動でなくても超階乗を成立させることができるようになる。
また、誘発を受けた際にモンスターを召喚して貫通する場合にも
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V-LANヒドラを起動して足りないダイアを揃えることができるようになるので、ネオテンの権利をパックビットのために残すことができるようになる。
現在の環境において、斬機の先攻展開:2ネオテン+超階乗にクリティカルに突き刺さる捲り札(深淵の獣、わらし、クロウ、一滴、壊獣、倶梨伽羅など)が流行して大量にサイドに積まれているわけではないので、2ネオテン+超階乗という盤面は成立さえすればチェンジ後ですらほぼ捲られて敗北することはない。
なので、先攻展開をより強固にするという方向性よりも、展開成立しない・誘発貫通できない確率を少しでも下げるという方向性の方が、より勝率に貢献すると考えている。
ゆえに、多少EX枠を多めに割いてでも、V-LANヒドラギミックを採用している。
(余談だけど、カードの採用というのは、どれだけ負けを勝ちにできるかが重要であると思う。「そのカードを使える頻度がどれだけ多いか」「使った場合にどれだけ勝てるか」「使えなかった場合にどれだけ負けるか」以上の3つの度合いが総合的に大きければ大きいほど、そのカードの勝率への貢献度が大きくなる。)

先攻展開

究極的には2ネオテン+超階乗さえ成立すればよいので、いまさら特に展開を説明する必要はない。
のだけど、サーキュラ単体★4斬機×2などのよくある初手からはもう少し展開を伸ばすことができるので、今の構築で特筆すべき展開を軽く紹介しておこう。
重ねてになるけど、そのちょっとした上振れは特にそれを目的にしているわけではないので、それのためにシンギュラリティやヒートソウルなどを採用するつもりはない。
あくまでも、今のEX構成でたまたまできるからやっているだけなのである。

サーキュラ→2ネオテン+超階乗+手札ダイア

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これが、最低限の2ネオテン+超階乗に加えて、後続兼パックビットのコストにもできるダイアを確保する基本展開。
いまさら説明する必要はないけど、実際はこれをやっているよという紹介である。

サーキュラ→ウィキッド+2ネオテン+超階乗+手札ダイア

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ウィキッドを残すことで、さらにもう1枚のサーチとネオテンの効果破壊耐性を得ることができる。
上の基本展開の上位互換なのだけど、裏目超融合を受けることである。
対面判明後、超融合が飛んでこないデッキの場合のみこちらに向かう。

他にも、ダイア+アディオンなどからはダイア入りを維持するために2ネオテン+ダラン+超階乗にするだとか、誘発+パラレルからはうらら泡の受けを良くするためにダランからではなくウィキッドから先に起動するだとかの分岐はたくさんあるけども、キリがないのでこの紹介だけに留めておく。

ガッチリ@イグニスター

この構築におけるガッチリの役割は二つある。
役割の一つ目は、スモールワールドの中継役である。
中継役としての候補は他にもスケーパーやグレニャード、イヴリースやトークンコレクターなど多岐に渡るけど、今回はガッチリにした。
理由は、ヴェーラー→サーキュラをニビル無しでやらなければならない(のでスケーパーやイヴリースはだめ)ことと、炎斬機及び誘発→うららをやらなければならない(のでグレニャードはだめ)こと、引いた時に特殊召喚できるor単体初動になる方が良い(のでトークンコレクターはだめ)ことが主となる。
特殊召喚はできるものの★4以下でないため誘発+ガッチリでは動けなかったり、パラレル→サーキュラのみ不可能であるなどデメリットもあるのだけど、パラレルはサーキュラに変換できなくてもそれそのものが展開札であるからセーフだし、後述のもう一つの役割も兼ねるため最終的にはガッチリを採用した。

役割の二つ目は、天盃龍に対する先攻プランである。
天盃龍に対しては、さすがの2ネオテン+超階乗でも燦幻荘の耐性を絡めた手数と深淵の獣や一滴、カイコロなどでクリティカルに捲られてしまう可能性がある程度あるので、先攻プランとしてガッチリネオテンを成立させることにした。
壊獣系の採用が少ない現状ガッチリネオテンを超える手段は天盃龍に存在せず、ターンを返してガッチリが切れるのを待ったとしてもそれまでに用意できる天盃龍側の妨害はたかが知れているので、成立さえすればあらゆる他の先攻プランより安心できると考えた。
天盃龍とのチェンジ後は選択権に関わらずサイドからブルル@イグニスターを投入し、以下の展開を行う。

サーキュラ→ガッチリ2ネオテン+超階乗(ブルル使用)

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もちろん実際は天盃龍には誘発が1000枚採用されていて全くこの通りに展開ができるわけではないのだけど、超階乗を揃える動き(サーキュラ、ダラン)を止めるために2誘発、その後リンク値からのガッチリ成立を止めるために1誘発吐かせ、それでもネオテン自体は成立したりするので、それで十分勝利可能である。
天盃龍側が捲るためには、実質的にニビル・アトラクターなど全てを止める誘発を通すことが求められるのだ。
ちなみに、天盃龍以外の対面に対してもガッチリネオテンは先攻プランとして無難に強いので、デッキに採用している以上先攻時はいつでもついでに狙いはする。
一応、メイン戦の時点でガッチリ自体はメインデッキに入っているため、後攻を選択された場合は天盃龍前提でブルル無しでもガッチリネオテンを狙いにいく。

サーキュラ→ガッチリ1ネオテン+インヴァート+手札ダイア(ブルル未使用)

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超階乗無しで、ガッチリネオテン鬼の腕組みが可能。
サーキュラ+アディオンなどさらにプラスできるカードがあれば、超階乗を添えることももちろんできる。

ガッチリプラン全般の注意事項として、ガッチリを展開に組み込む場合スモワの中継としては使用できないことがある。
しかしガッチリが無くてもG・ヴェーラー・パラレル以外はサーキュラに変換することができるし、G・ヴェーラーは天盃龍にはチェンジで減らすし、パラレルは変換しなくても展開できるため、問題にはなりづらいけど注意しなければバグって死ぬ☠

採用カード

メイン

サーキュラ
最強の制限カード。サーキュラーという言葉の意味は数学をやっていてもよくわからない。

マイニング×3、スモワ×3
サーキュラ発動から始める展開が最も強いので、最大枚数。サーキュラ制限では甘えることはできない。

パラレル×3
素引き時の展開能力がサーキュラに次いで高いので最大枚数。甘えることはできない。

ダイア×3、アディオン×3、サブトラ×3
おそらく現OCG斬機において最も型や思想によって枚数が異なるであろうカード。先の4種に次ぐ展開札としては他にはディフェンサ荒魂などが存在する。サーキュラの枚数が少ない現OCG斬機において、展開で重視したいのはサーキュラへたどり着くことである。その点において、最強なのはひとえにダイア+アディオンダイア+サブトラという組み合わせである。これら2枚組はほぼサーキュラそのもの、実質マイニングやスモワと同じくらいの価値を持っている。ディフェンサや荒魂でも、2枚組前提でアディオンやサブトラと一緒に持っていればたしかに誘発の貫通はできるのだけど、そこからできるのは一旦はリンク値による展開のみであって、即座にサーキュラにたどり着いていないという点でダイア+アディオンに劣る。後手においてはもっと顕著で、簡単な着地狩りを耐えられないディフェンサや一旦は非サイバース2体分を生み出すことしかできない荒魂よりも、非召喚権で直接確実な手数にできるアディオン・サブトラ、召喚権で2体分でもありダイア入りという選択肢も取れるダイアの方が、妨害のを乗り越える力が出せる。…というような気がするので、先の4種に次ぐ展開札として最大枚数。好みで選んだだけかもしれない。

シグマ
2枚目があるとスモワで飛ばすことができるようになるし、素引き時もアディオンサブトラと組み合わせる前提なら召喚権として2体分になれるので2枚採用するのもそこまで嫌いではないのだけど、デッキの他の全てのカードがその2枚目よりも優先したいカードだったので、最低限の1枚。

ナブラ
V-LANヒドラギミックで必要になるので、最低限の1枚。素引き時に弱いカードでも、下振れを支えていると考えると心は穏やか。

マルチ
後手、(サーキュラ・パラレル・)ダイア・アディオン・サブトラでの妨害をひたすら乗り越えて、踏み切った先のサイバース2体分からマルチネオテンでワンキルを成立させるために、最低限の1枚。これも実質、後手の下振れ(妨害によって下振れさせられた)を支えるカードなので心は穏やかに。

ガッチリ
上の項の通り。

その他誘発など
環境上位のスネークアイ系・粛声などに対して有効であるという前提で、他の対面にも無難に使用できるヴェーラー・泡を最大枚数。同じ理由でこれらに次いでメインに入れたいのは三戦の才なのだけど、40枚を超えてしまうくらいなら入れたくはない。後はうらら・G・指名者など必須なカードたち。

エクストラ

必須カード
ダラン、ラプラ、アルミラ、デコーダー、メイジ、トランス、ネオテン、ディセーブルム。抜くわけがない。

V-LANヒドラギミック
V-LANヒドラウィキッド、リングリ、インヴァート。現状上の8種以外にほんとに必須なEXのカードは無いと思っているので、それらに次ぐ優先度を持つEXのカードとしては下振れを支えるこれらV-LANヒドラギミックを採用。ガッチリプランのためにも必要なので、役割を兼ねられている。

パックビット
ネオテンの権利を妨害のために2回使うという前提で他の妨害を用意していないので、今回の構築では必須。モンスターに対して使うなら基本的にはアグリゲーターより強いので、ディセーブルムと合わせてバランスよく妨害して手数による乗り越えをさせないようにするためにこちらを採用した。

クリスタルハート
先攻3ターン目に動けるカードとしてと、先後関わらずメイジトランス後ネオテン前に妨害を受けた際の最後の貫通手段としてと、守備表示だけの盤面から貫通付与でワンキルを取る手段としてあると便利なので採用。

アクセス
守備力が高くてハートネオテンでワンキルできない時や、先攻時に出されたファンタズメイや深淵の獣、後攻時バトルフェイズでリトルナイトを踏んだ後など本当に諸々の状況で相手の盤面を処理しなければならない時にあると便利なので採用。アプデが無くてもV-LANヒドラギミックでナブラからマルチアクセス(10600)を成立できるのでワンキル手段にはちゃんとなっている。

サイド

PSYフレーム
γ、δ×2、ドライバー。環境上位のスネークアイ系・粛声などに対して有効であるという前提で、他の対面にも無難に使用できる、ヴェーラー・泡よりも強力な後手札。

エキセントリックデーモン
PSYフレームを投入した場合に、スモワでPSYフレームをサーキュラに変換できるようにするカード。ニビルだと粛声に投入することができないので、スネークアイ系や粛声などの先攻札のサモリミ、スキドレ、そうでなくても威光を割る選択肢をスモワから取れるこれを採用。罠デッキに対する、スモワ込みでのバック割りも兼ねる。

ブルル
先の通り、天盃龍への先攻プラン。他のデッキに対しても暇なので先攻時は投入して、ガッチリネオテンは狙うけど固執はしない。

三戦の才×2
天盃龍の捲り札は無視できるので、誘発に対して強く出られるようにするカード。あまり天盃龍にばかりサイドを割いてもいられないので、他の対面にも無難に打てる三戦の才を採用。

うさぎ×2
同じく天盃龍に対する三戦の才以外のカード。同様に、粛声などへの誘発も兼ねる。

コズサイ×2
同じく天盃龍に対する三戦の才以外のカード。こちらは、神碑など罠デッキへのバック割りも兼ねる。

バック割り
羽根、大嵐、リブート。神碑など罠デッキに対するカード。

以上の通り、天盃龍と神碑へのカードが大半を占める。
スネークアイ系や粛声などはメインデッキの誘発で戦える一方、天盃龍や神碑はメインデッキの誘発をほとんど抜かなければならないので、必然的にこうなる。

おわりに

以上、現在OCG環境で使用している斬機デッキは、V-LANヒドラギミックで下振れを支えたり、天盃龍に対してガッチリプランを取ったりする形となった。

最近いまこうをめっきり書いていなくてサーキュラ制限後の常識や従来とは異なるEX構成などの話は今回初めてすることができたので、何か情報の不足があったらぜひXや質問箱で聞いてください。

それでは、おしまい!

X→https://twitter.com/psychicbaranora

ゼンマイいまこう8(ゴーストリックの駄天使)


やあ。
2023年4月のスプライトエルフ禁止、6月のトランザクションロールバックによる0枚拮抗、7月の金満で謙虚な壺制限、9月の魔砲戦機ダルマ・カルマ来日、ついでに一応9月のロンゴミアント禁止により、かつてのゼンマイの型(→ゼンマイいまこう7(採用カード) - 螺旋式うぇーぶ)は大幅に弱体化してしまった。というか完全に終了してしまった!
それだけで新たな型のゼンマイを組む理由は十分なので、きょうは新たな型の、そして当然大会環境で勝ち上がるためのゼンマイデッキを考えていこう。


▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デッキ名:【0ゼンマイ駄天使23.10.13】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 モンスター 】27
エフェクト・ヴェーラー
サイコウィールダー
ゼンマイシャーク ×3
ゼンマイドッグ ×2
ゼンマイネズミ ×3
ゼンマイマジシャン ×3
レスキューキャット ×3
増殖するG
未界域のジャッカロープ
未界域のツチノコ
灰流うらら ×3
No-P.U.N.K.セアミン ×2
NoーP.U.N.K.フォクシー・チューン
SRタケトンボーグ
SRベイゴマックス

【 魔法 】10
アーマード・エクシーズ
ゴーストリック・ショット
スモール・ワールド ×3
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者
緊急テレポート ×2

【 罠 】3
ゴーストリック・リフォーム
フル・アーマード・エクシーズ
無限泡影

【 エクストラ 】15
FNo.0 未来龍皇ホープ
FNo.0 未来皇ホープ
ゴーストリック・アルカード ×2
発条空母ゼンマイティ ×2
No.75 惑乱のゴシップ・シャドー
ゴーストリックの駄天使 ×2
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ
エクシーズ・アーマー・フォートレス
FA-ダーク・ナイト・ランサー
発条補修ゼンマイコン
I:Pマスカレーナ
世海龍ジーランティス

【サイドデッキ】15
ドロール&ロックバード ×2
増殖するG ×2
粘糸壊獣クモグス
ハーピィの羽根帚
ライトニング・ストーム ×2
冥王結界波 ×3
レッド・リブート
拮抗勝負 ×3

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このデッキは「構築王」によって作成されました。

どんなデッキにする必要があるか?

先攻における最終盤面は、ロンゴミに勝るとも劣らないFTK(First Turn Kill;先攻ワンキル)相当のものにしたい。流石に現代において、先攻うんにゃら妨害!相手はこれを越えられない!みたいなのをゼンマイでやろうとするのはリスクとリターンが見合っていない。
しかし、現在のゼンマイで現実的に可能なFTKはロータス・駄天使・マック・カタパルトあたりであり、現実的といえどもEX消費が最低でも12は必要なものばかりで、柔軟にマッチ戦を勝ち抜けるほどのデッキの強度は無いと感じる。
しかも、FTKというのは妥協盤面というのが存在しない。ロンゴミであれば7体素材で最大盤面で、それ未満の弱い状況でも6素材5素材の妥協盤面というのが作れたのだが、例えば駄天使では7体素材相当の盤面でFTK、それ未満では何も無しとなってしまうのだ。その事実はデッキの強度の無さに拍車をかける。
・・・
ということで、新たな構築の方向性を見出す必要がある。FTK相当の最終盤面を誇りつつ、柔軟なEX枠を持ち、時には妥協盤面も作れる、そんな…

FTK可能+αを持つ構築とは?

駄天使ワンキルをやることにする。数あるFTK手段の中から駄天使を選ぶ最も根本的な理由は、EX枠を節約できそうだからだ。
駄天使ワンキルのために必要なEXの大部分を占めるゴーストリックXモンスターは、いろんなデッキで使われている未来龍皇を出すための出張パーツとほぼ一致している。また、ゴーストリック以外に本当に必須なものはコートオブアームズとゴシップシャドーのみであり、それ以外の展開のためのカードというのは初動条件の方を妥協すれば削ることができるのだ。
未来龍皇をEXに組み込めるというのは、柔軟なEX枠を取るという意味でも妥協盤面を作れるようにするという意味でも重要になる。また、さらにEX枠を空けることで、他の汎用的なカードを採用することができるようにもなる。
そのためにはどうしても初動条件の妥協というのが必要なので、この駄天使構築では、強い初動の時はFTK、弱い初動の時は妥協盤面の形成というような形を取ることにする。

具体的なプラン

駄天使ワンキル展開を精査したところ、展開のためのEXにどうしてもジーランティスが必要にはなってしまったものの、他は後頭部とゴシップのみで、ベイゴマ以上(ロンゴミでいう、6素材以上)からはFTK可能だと分かった。展開のために使う他のEXもできるだけ妥協盤面や後手まくりにも使えるカードで構成することにより、ベイゴマ未満の初動からは「未来龍皇+ダークナイトランサー+リトルナイト+ジーランティス」という妥協盤面を作れるようにできた。
FTK可能ながらEXにランク3からの汎用的な攻め手であるゴーストリックアーマードエクシーズ系、そしてリトルナイトを採用できていることにより、FTK不可な初手からでも妥協盤面を作れたり、後手においても展開量をきちんと確実に妨害を踏む手段に変換することができるようになった。

展開ルート

こまっかい展開ルートの話はここでまとめてしておく。全網羅は動画だけ用意しておいたので、ルートの確認だけしたければYoutubeチャンネルバラノラの仮眠室ブログ用 - YouTubeを参照されたし。

共通ルート

まず、駄天使ワンキル成立のためには、ジーラン未使用の状態でジーラン+ネズ+マジ+★3ゼンマイ+★3ゼンマイ+ゼンマイ」を並べればよい。ネズやマジ、★3ゼンマイ2体が必須ではあるものの、自然に展開していれば場にいるゼンマイはこのようになるため、実質「EXゾーンにジーラン+ゼンマイ5体」を目指すようなものである。
その後、共通のルートとして(例えばジーラン+ネズ+マジ+マジ+シャーク+シャークを並べたとしたら)

ジーランef全部除外マジ×2シャーク×2ネズssシャーク×2ef★3でアルカードAssネズefネズssマジefマジssマジ×3で後頭部ssネズ×2でゴシップssef後頭部6素材efアルカードAコピーアルカードAで駄天使Assefネズ外してリフォームサーチ駄天使AでフォートレスssefアルカードA駄天使A外してアマエクフルアマエクサーチアルカードAef駄天使A回収後頭部で駄天使A'ssefリフォーム素材駄天使A'efリフォーム外してショットサーチリフォームef駄天使A'でアルカードBssで駄天使Bssefショット素材
盤面:フォートレス+駄天使B(10素材)

とすれば展開成立となる。
これが最も典型的なパターンだが、これ以外では5体埋めなくてもよいジーラン+ネズ+ネズ+マジ+ゼンマイ」というのもある。★3×3初動の時などはこのパターンで展開しなければならないため、以上の2パターンが駄天使ワンキルのための要件だと覚えておく必要がある。代表的な展開例を以下にふたつだけあげておこう。

マジ+シャーク

www.youtube.com
マジAnsシャークAefssマジAefマジBssシャークAef★3マジBefドッグAssシャークAドッグAでマイティAssefネズAssマイティAマジAでマイコンssefシャークBサーチネズAefマジA'ssマイコンefネズA除外ネズBssマジA'efドッグBssネズBefシャークA'ssネズBドッグBでマイティBssefネズCssマイコンマイティBマジA'でジーランssネズCefマジA''ssシャークA'ef★3マジA''efシャークCss
盤面:ジーラン+ネズC+マジA''+マジB+シャークA'+シャークC+手札シャークB

ss★3×2

www.youtube.com
マイティAssefマジAssマイティAマジAでマイコンssefネズAサーチnsefマジA'ssマイコンefネズA除外ネズBssマジA'efマジBssマイコンマジA'でリトルナイトssネズBefマジA''ssマジBefシャークAssef★3マジA''efシャークBssネズBシャークAでマイティBssefネズCssリトルナイトマイティBマジA''でジーランssネズCefマジA'''ssシャークBef★3マジA'''efドッグAss
盤面:ジーラン+ネズC+マジA'''+マジB+シャークB+ドッグA

素引き不可ゴミ

ここで、実際に上のルートを回してみたら気づくであろう、素引き不可ゴミについて考えていこう。
上の展開で用いているゴミはリフォーム・ショット・アマエク・フルアマエクの4枚(アマエク系は展開に用いているわけではほとんどないけど、ここではフォートレスの素材を外すために用いることになっている)で、どれもサーチのために素材を外す必要があるので素引きしていると素材が外せなくてルート通りにいかなくなる
では素引きしているとFTKできないのかというとそういうわけではなく、素引きしている枚数と初動条件次第でFTK可能となる。

まず、どれか1枚だけ素引きしている場合。これはどんな初動でもFTK可能となる。
素引きがリフォームならサーチを飛ばすだけ。アマエク系の場合、フォートレスの素材でアルカードと駄天使を同時に外せないことが問題なわけなので、駄天使の効果でアルカードを外し、フォートレスで駄天使を外し、アマエクを発動してアルカードを装備して剥がせばそこでアルカードを起動できて駄天使を回収できるのでOKとなる。ショットの場合、2回目の駄天使の素材を外せなくてリフォームを墓地へ送れないことが問題なわけなので、1回目の駄天使でアルカードを外し、その駄天使にリフォームを埋め、フォートレスで駄天使とリフォームを外せば上と同様アマエクでアルカードを起動してOKとなる。

次に、2枚か3枚素引きしている場合。これは、展開でリトルナイトを用いない初動においてFTK可能となる。
逆に展開でリトルナイトを用いる初動というのはss★3×2★3×3だけであるので、それ以外のマジ+セアミンマジ+シャーク以上の初動であれば、2枚か3枚の素引きも耐えるということになる。
達成すべきポイントは「リフォームを墓地へ送ること」アルカードで駄天使を回収すること」である。4枚のゴミのうち1枚でもデッキにあれば、1回目の駄天使かフォートレスのどちらかは素材を外すことが可能なので、そこでアルカードを外し、リフォームを駄天使に埋めておく。ショットでアルカードを蘇生し、フォートレス+アルカードでリトルナイトをssすればOKとなる。

4枚全部引いたとなると…展開でリトルナイトを用いず、かつモンスター1体追加できる初動ならばFTK可能となる。
2枚か3枚の時の展開のアルカード蘇生分を適当なモンスター1体で補ってリトルナイトを出せばOKとなる。

以上。現実的によく起こり得るFTK不可パターンというのはほぼベイゴマ初動かつゴミ2枚引きといものなので、その時のみはFTK不可なのだということに気をつければ、後は素引き不可を気にする必要はほぼ無くなる。

必要なゼンマイの枚数

そして、上の素引き不可ゴミについて考えていたら自然に考えることになるであろう、ゼンマイの素引き不可ゴミについてもここで考えていこう。
ゼンマイの展開において素引き不可なのは、この駄天使ワンキルの展開に限らずネズ3枚またはマジ3枚である(デッキのゼンマイが足りなくなるため)。同名3枚のパターンなのでさすがに構築段階では無視してよいし、特段これ以上考えることも無い。
考えるべきなのは、このネズ3枚やマジ3枚以外のパターンでデッキのゼンマイが無くなって展開不可能にならないような最低限のゼンマイの枚数である。要は、スモワでゼンマイを飛ばしたり、サイドチェンジでゼンマイを減らすことがどれだけ許されるかということである。
駄天使ワンキルでは後頭部・ゴシップ・アルカードのために合計7体のゼンマイの出力が必要で、展開途中でネズが1体除外されるため、最低でも8体のゼンマイを用いることが必須となる。さらに、スモワで手札やデッキのゼンマイを1枚飛ばしたり、初手にゼンマイを引いていてどうしても展開に絡められない(マジ2枚引きなど)という状況のために1枚くらい余裕を持たせると、9枚のゼンマイが採用されていれば十分展開は可能そうである。元々のデッキ内のゼンマイの枚数はシャーク×3、マジ×3、ネズ×3、ドッグ×2の11枚なので、サイドチェンジではマジとドッグを1枚ずつ減らして9枚にしてもよいだろう。

展開ルート

youtu.be
猫nsefドッグAジャッカssでマイティAssefネズAssefドッグAssマイティAドッグAでマイコンssefシャークAサーチマイコンefネズA除外ネズBssefドッグAssでマイティBssefマジAssシャークAefssマジAefマジBssシャークAef★3マジBefネズCssマイコンマイティBマジAでジーランssef全部除外ネズC'マジB'シャークA'ジーランssネズC'efマイティA'ssでフォートレスssefフルアマエクサーチシャークA'ef★3マジB'efシャークBssマジB'シャークBでリトルナイトssネズC'シャークA'でアルカードAssで駄天使AssefショットサーチefアルカードA'ssで駄天使Bss駄天使ABで未来皇ss未来龍皇ss
盤面:未来龍皇+フォートレス+リトルナイト+ジーラン+フルアマエク+手札ショット+手札リフォーム

駄天使ワンキルの要求値を妥協してベイゴマ以上に引き上げたため、それ未満の(★3ゼンマイ+ss★3)相当ではこのような妥協盤面を作ることになる。未来龍皇による質の高いモンスター無効とフォートレス+フルアマエクからのダークナイトランサーによる質の高いモンスター除去(フリチェ,対象取らない,装備カード化)、ついでにリトルナイトとリトルナイトを戦闘から守れるジーランティスを添えた3~4妨害盤面なので、FTKの余りで組んだにしてはきちんと勝利を狙えるレベルのものになっている。
ネズ+★3ゼンマイ初動の場合はさらにもう少し弱くなって未来龍皇+ダークナイトランサー+リトルナイトだけになってしまうのだけど、まあこれでも十分。

後手での戦い方

先攻においてはここまで話したFTKや妥協盤面を作ることがほぼすべてと言ってよいのだけど、問題は後攻での強さとなる。
このデッキでは10枚前後のサイドチェンジを行うことができるので、チェンジ後の後手についてはサイドカードもある程度使っていくことが前提なのだけど、サイドカードを引けていない時や1本目の後手についても完全に捨てているわけではない。
ランク3でアルカード→駄天使→未来龍皇のの動きをすればセットカード破壊+モンスター無効にたどり着けるので確実に妨害を踏むことができるし、適当なゴーストリックに重ねてフォートレス→ダークナイトランサーとすることでもモンスター除去を行えるので、そういった動きで妨害を踏んだ後にゼンマイの動きを通しに行くことになる。ゼンマイを動かせた後は猫初動の妥協盤面のような展開をして蓋をするか、アマエクの連続攻撃によるワンキルを狙う。例えば、ダークナイトランサー(駄天使装備)+駄天使(アルカード装備)みたいな盤面にできたとすると2600+3100+1800+2000=9500で、ダークナイトランサーの除去効果を使っていれば10100、リフォームの変身も使えば11900…と簡単にワンキルラインの打点を並べることができる。

おわりに

以上、ロンゴミアントを失った今期のゼンマイは、ベイゴマ以上から駄天使ワンキル(素引き不可ゴミは結構引いてもOK)猫からは龍皇ランサーリトナジーランを目指し、サイドチェンジではゼンマイをギリギリまで減らしながら10枚前後の枠を確保した上で、後手ではゴーストリックアマエク系で妨害を踏んだりワンキルを目指したりするデッキとなった。
ロンゴミのころと比べると正直、駄天使成立自体の強度が無かったり金謙の安定感や後手捲りが無かったりドロバ・アトラクター・深淵の獣などの誘発をより受けやすくなってしまったりなど弱体化した面が目立つのだけど、その分重視した本構築の強みはロンゴミのものとはまた別のものであると信じているので、しばらくはこの型を研究していこうかな。
ロンゴミのころも初案ではエルフが無かったりまだまだ煮詰まっていなかったわけだから、この型もこれからブレイクスルーを起こしてさらなる強化をしていきたいね。

それでは、おしまい!

X→バラノラ (@psychicbaranora) / X

ゼンマイハンターちゃんたちのデータ一覧

やあ。

ここでは、Youtubeチャンネルゼンマイハンターちゃんねる - YouTubeに登場しているキャラクターたちのデータをまとめていきます。

今後データやキャラクターが追加されるたびにここに追記していく予定です。

 

 

概要

ゼンマイハンターちゃんをはじめとする以下キャラクターたちは全て遊戯王OCGにおけるゼンマイカード群を元にした擬人化キャラクターです。

Youtubeチャンネルゼンマイハンターちゃんねるの動画や当ブログ螺旋式うぇーぶの記事を投稿している遊戯王プレイヤーバラノラによってこの世に送り出されています。

 

キャラクター

ゼンマイハンターちゃん

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初登場:2020年3月11日 【遊戯王ADS】猫1枚からだけではない!ゼンマイソリティア解説 - YouTube

使用デッキ:ゼンマイ、斬機

ウェーブのかかった長い緑髪に赤い眼鏡をかけ、ヘッドホンをしているのが特徴。冷静で鋭い洞察力を持つが、誰に対しても上から目線でからかうような態度を取るので、本当は何を考えているのか分からない。頭は良い

 

ゼンマイマジシャンちゃん

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初登場:2021年9月10日 斬機を1ミリも知らなくても分かる!超初心者向け斬機デッキ解説 斬機のみちしるべ12【遊戯王ADS】 - YouTube

使用デッキ:斬機(初心者)

ストレートの長い紫髪に、赤くて小さいハットをかぶっているのが特徴。ほがらかな性格で人懐っこいがどこか抜けているところがあるので、いじられ役になってしまう。頭は…

 

ゼンマイシャークちゃん

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初登場:2022年2月28日 31連勝達成の新たな斬機“芝マグマ型”でランク戦!斬機のみちしるべ17【遊戯王マスターデュエル】 - YouTube

使用デッキ:芝マグマ型、ベアルクティ

青いショートヘアに細縁の眼鏡をかけ、大きくまんまるな目と八重歯が特徴。おしとやかな性格だが頭脳明晰・スポーツ万能とスペックが高いので、みんなの憧れ。当然頭は良い

 

ゼンマイネズミちゃん

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初登場:2022年6月22日 妨害をすり抜けて高打点を並べろ!後攻デッキの新戦術 誇り高き機械族【遊戯王ADS】 - YouTube

使用デッキ:機械族、クリフォート

銀色で無造作なミディアムヘアに大きくてまるい眼鏡をかけ、小さい体にダボダボの服を着ているのが特徴。無口で誰とも喋らないが、喋っても口が悪くキツい態度を取るので、扱いが難しい。頭はとても良い

 

その他

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おわりに

質問・提案・感想などがあればX(→バラノラ (@psychicbaranora) / X)までよろしくお願いします。

Xのファンアートタグ「#ハンタちゃピクチャ」の参考になれば幸いです。

 

おしまい!

 

Youtubeゼンマイハンターちゃんねる - YouTube

X→バラノラ (@psychicbaranora) / X

ベアルクティいまこう2(詳細)

f:id:psychicnaminami:20230724013226j:image
やあ。

以前ポーラスターベアトロンαが登場した時にベアルクティを組んで、最近また使い始めてそれなりに大会に出場した。

公認大会では現時点で10マッチ行っており7勝3敗、そしてきょう朝霞杯に出場してきた。

結果は1-2-1と普通に負けたので戦績による説得力は全く無いけど、この記事では最近のベアルクティの理論をいくつか項目ごとに考えていこう。

アルクティのルールや展開ルートなどごく基本的なことは前回の記事ベアルクティいまこう - 螺旋式うぇーぶに書いてあるので、分からなければそちらを参照されたし。(別に直接質問してくれてもいいけど😊)

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▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デッキ名:【0ベアルクティ23.07.24】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 モンスター 】22
アルクティ-ミクポーラ ×3
アルクティ-メガタナス ×3
アルクティ-メガビリス ×3
アルクティ-メガポーラ ×3
天極輝士-熊斗竜巧α ×3
増殖するG ×3
海亀壊獣ガメシエル
灰流うらら ×3

【 魔法 】14
おろかな副葬 ×2
アルクティ・スライダー
アルクティ・ディパーチャー ×3
アルクティ・ビッグディッパー
アルクティ・ラディエーション ×3
墓穴の指名者 ×2
強欲で貪欲な壺 ×2

【 罠 】4
氷結界
無限泡影 ×3

【 エクストラ 】15
厄災の星ティ・フォン
フルール・ド・バロネス
相剣大公-承影
アルクティ-ポラリィ ×2
アルクティ-ポーラ=スター ×2
虹光の宣告者
アルクティ-グラン=シャリオ ×2
アルクティ-セプテン=トリオン ×2
空牙団の懐剣 ドナ
トロイメア・フェニックス
閉ザサレシ世界ノ冥神

【サイドデッキ】15
ラーの翼神竜-球体形 ×3
原始生命態ニビル
幻創龍ファンタズメイ ×2
粘糸壊獣クモグス ×3
電光-雪花- ×3
ハーピィの羽根帚
神の通告 ×2

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このデッキは「構築王」によって作成されました。

 

展開

最初は、手札ごとの最終盤面をここにまとめる。持っているカードを使っていくだけなので展開ルートは割愛。

(※ポーラスターの効果で出したセプテントリオンのことをスターセプテンと書くことにする)

 

・ディパーチャー系
ディパーチャー+コスト
→セプテン+ミクポーラ

ディパーチャー+コスト+☆7以上
→セプテン+ラディエーション

ディパーチャー+コスト+☆8ベア
→スターセプテン+ポラリィ

ディパーチャー+コスト+☆8ベア+☆8ベア+☆7以上
→スターセプテン+スターセプテン+ポラリィ

・ミクポーラ系
ミクポーラ+☆8ベア
ミクポーラ+☆7以上+コスト
→セプテン+ミクポーラ

ミクポーラ+☆8ベア+☆8ベア
ミクポーラ+☆7以上+コスト+☆8ベア
→スターセプテン+ポラリィ

ミクポーラ+☆8ベア+☆8ベア+☆7以上+☆7以上
→スターセプテン+スターセプテン+ポラリィ

・ベアトロンα系
ベアトロンα+☆8ベア+☆7以上
→セプテン+ラディエーション

ベアトロンα+☆8ベア+☆7以上+コスト
→スターセプテン+ポラリィ

ベアトロンα+☆8ベア+☆7以上+☆8ベア
→スターセプテン+スターセプテン

 

初動となるカードに加えて、☆8ベア的なカードがだいたい1枚あればセプテン、2枚でスターセプテン、3枚でスターセプテン×2という感じになる。だいたい。

ほとんどの最終盤面でミクポーラorポラリィが余るので、うららを持っている場合は召喚してバロネスor虹光を出すことができる。バロネスに行くとほとんどの場合スターセプテンには行けないため、スターセプテンが必要な相手や虹光が強い相手の場合はポラリィ前のバロネス着地は諦めて、ポラリィ後にスターセプテン+虹光に向かおう。

一方Gは☆8ベアと組まないとバロネスになれないのだけど、☆8ベアは余るほど展開が強くなっていくため、Gとくっつけるための☆8ベアが余るということはほとんど無い。Gでバロネスを組むのは初動系のカードを引かなかったときが主となる。バロネスで氷結界を割って動くパターンもあるので、忘れてはいけない。

ラディエーションを持っている場合や☆8ベア過多なハンドからラディエーションをサーチする場合は要求値がドロー次第になってしまうので、確実に展開を強くするかセプテンを最低限にしてでもドローを優先するかは、時々で判断する必要がある。

ビッグディッパーを素引きしている時はポラリィの代わりにポーラスターを出すことで、セプテンはスターセプテンに、スターセプテンはスターセプテン×2に押し上げることができる。

 

メイン

☆8ベア

メガタナス×3、メガポーラ×3、メガビリス×3。

初動のために引きたいカードというわけではないので、フル投入するのかどうかはよく考える必要がある。展開のために合計2〜3枚は必須で、セプテンでサーチして的確な妨害とするために各種類1枚以上は採用する必要があるので最低限それだけ採用すればよいようにも見えるけど、私はフル投入するのがよいと考えている。

まず、このデッキはディパーチャー・ミクポーラ・ベアトロンαを初動として用いるものの、上の展開の通り、現実的には結局それ+☆7以上を(できれば複数)要求する。そのためある程度はその範囲内のカードを採用しなければならず、候補には☆8ベア、パンクラなどの☆7以上の汎用カード、ディーヴァなど初動系カードと組める展開カードなどが上がる。

汎用カードは結局ここで採用できるほど汎用的なものは無く、現実的にはサイドデッキからの投入くらいしかできない。ディーヴァなどの展開カードは、展開ルートをきちんと考えれば☆8ベア採用よりも強力な展開ができるようにはなるものの、結局ゴミの採用によって平均的な手札の質が上がるわけではない。上振れ時はうららでバロネス・虹光、事故時はGでバロネスに行ける現状召喚権はうらら・Gで十分なのでさらに召喚権カードを追加するリスクもあるし、サイドチェンジ時にはゴミによってチェンジ枠を柔軟に取ることが難しくなるので、ディーヴァなどの展開カードも採用には足らない。

一方☆8ベアは以上のような問題は発生しない。召喚権は使わず、サイドチェンジ時には最低限を残し自由な枚数をサイドカードとチェンジすることができる。(ただし、ここであまりにも多く☆7以上を減らすようなチェンジをすることはできない。☆7以上のサイドカードとならいくらでもチェンジできる)

また、最低限の枚数あればいいとは言うものの結局ディパーチャーやセプテンのサーチにおいてデッキの☆8ベアが枯渇することが問題にはなるため、デッキ内の☆8ベアは多いに越したことはない。

☆8ベアのデメリットとしては、汎用カードや展開カードと比べると単体で仕事をしないということになると思うのだけど、考えてもみてほしい。初動となって事故を回避するということができないのはパンクラやディーヴァも同じである。単体でちょっと妨害を踏んだり逆に妨害したりできるくらいなのだけど、それは☆8ベアでもある程度できるのである。(打点による盤面処理、Gと組んでバロネス、固有効果による仕事)

それぞれの持つメリット・デメリットを総合的に判断した結果、☆8ベアフル投入が最も勝利への貢献が大きいと判断した。

 

ディーヴァ系

ディーヴァ、毒針のニードル、ライティドライバーなど。

ディーヴァなら、単体でポラリィ+手札に☆7以上×2、特にムーラングレイスを絡めた展開をすることができ、初動系のカードと合わせて引いた場合にとても強力な展開をすることができるようになる。が、それはこのベアルクティが目指しているセプテントリオン+αの展開から逸脱したディーヴァ単体での能力の話にすぎず、「ディーヴァを引いていればディーヴァを使った展開をやる。それはそれとしてセプテントリオンの展開をやる。」という、極めてワケの分からない構築になるように思える。別に単体での能力を評価して採用すること自体は構わないのだけど、それにしてはゴミも多く(ネプト、竜騎隊、ポセイドラ、ムーラングレイス)、また妨害を受けてディーヴァが余った際には☆2チューナーというのはどのベアともくっつきにくい、いずれにせよ無駄の多さが目立つギミックとなってしまう。

ディーヴァ以外の1枚ポラリィのみのカードは、初動系カードの枚数をかさ増しこそできるものの、その質は召喚権も使う、誘発を受けたらベアが残らない、ゴミも必要など最低品質であるので、そこまでして初動カードをかさ増ししたいなとはならないのが現状である。ライティドライバーは☆1チューナーで、ミクポーラとくっつくと☆8シンクロが出せるのは悪くないものの、根本の質の低さは変わらない。

(このデッキの召喚権はうららGが強すぎる)

 

ミクタナス

ミクタナス。

上の通り、展開のために必要なカードは初動系のディパーチャー・ミクポーラ・ベアトロンαと、☆8ベア☆7以上からなる。ミクタナスはこの☆7以上に該当するポジションであるので、手札に引いた時の質で考えればミクタナスはガメシエル・ニビルなどと同等である。役割としては、ディパーチャー・ミクポーラのサーチ先として単なるss☆7ということになる(回収効果によって実質コストがかからないようなものなので)。その単なるss☆7は何の役に立つのかと言うと、「スターセプテン×2の要求値が下がる」のと「バロネス+セプテンをバロネス+スターセプテンにできる」の二つへの寄与である。

例えば従来では「ディパーチャー+コスト+☆8ベア+☆8ベア+☆7以上」でスターセプテン×2の盤面を作れていたけど、ミクタナスを採用すると「ディパーチャー+コスト+☆8ベア+☆8ベア」で可能になる。単に場に1体☆7以上を出せればポラリィの変換で☆8にできるからである。また、従来では「ディパーチャー+コスト+☆8ベア+☆8ベア+うらら」はスターセプテン成立だけど、うららを召喚しようとも☆7が余っていないためバロネスは出せず虹光止まりとなる。しかしミクタナスを採用すると逆に余った☆8を☆7に変換できるためスターセプテン+バロネスが成立するようになる。

というように、限定的な状況で上振れに加担することがあるのだけど、“限定的な状況で上振れに加担する”だけのカードはデッキに必要ない。では下振れを支えるのかと言えば、手札での質がガメシエル・ニビルと同等であることを思い出すと、そういうわけでもない。攻撃力も700と、☆8ベアたちが2400・2500・2800を叩き出しているのと比べると評価に値しない。以上のメリットとデメリットを総合的に考えると、普通にナシ寄りの結論になる。

(ちなみに、後攻0ターン目での妨害を目指す場合3枚組で妨害できるのは「ミクポーラ+☆7以上+☆7以上」のみなのだけど、「ミクタナス+☆8ベア+☆7以上」や「ミクビリス+☆8ベア+☆7以上」でも可能となる。これを重視するならミクタナスやミクビリスを採用するとよいけど、当然これはやっても弱いので重視しない。)

 

疾走の暗黒騎士ガイア系

疾走の暗黒騎士ガイア、ガーディアンスライム、アブソルータードラゴン、デスペラードリボルバードラゴンなど。

「コストが足りない」という理由で(カジュアルレベルでは)よく採用されるこれら2枚分系カード。実は、このデッキはあんまりコストは足りなくない。コストを必要とするベアはミクポーラと☆8ベア3種のみであるけど、初動のミクポーラにコストを1枚切った後は基本的にあと1体☆8ベアを場に供給するだけなので、それはベアトロンαのサーチ先のスライダーorディパーチャーのみで完結している。改めて手札の☆8ベアを自身の効果で追加で出したい時のみ別途のコストが必要となるが、それは随分と局所的な話である。

また、セプテン成立後の相手ターンで妨害のために☆8ベアを出す場合は別途のコストが必要となるけど、その段階ではビッグディッパー+ディパーチャーで2回分の肩代わりが用意されている。手札からのコストは必要ない。

あって困るわけではないけど真に役に立つ場面は少なく、普通に意味わからん事故要因になりうるこれらのカードは採用には足らない。(ちなみに、これらのうちどれも、2枚分ではない相方カードを要求している。勘弁してくれ)

(で、相変わらずこちらも後攻0ターン目での妨害を考えると「ミクポーラ+2枚分」の2枚組で妨害が可能となる。これを重視するなら2枚分を採用するとよいけど、弱いので重視しない。)

 

氷水帝エジルラーン

アルクティと似たような効果を持つからか、カジュアルレベルでは採用する人もいるカード。単体でエジルギュミルや承影を成立できるというだけで、それが必要だと思うなら採用した方がよいのだけど、単体で動けるカードをあえて必要とはしていない。単体とは言ってもコストは要るので、なおのこと。竜騎隊などコスト適正のあるカードを採用しているならもう少し意味も出てくるけど、ディーヴァや竜騎隊と共に採用し始めるとそれはもはや【ベアルクティ】としての動きをあまり求めていない【水シンクロGS】みたいなデッキになっていく。【ベアルクティ】というデッキを選択している時点で、そこから逸脱するような構築を考える必要は(少なくとも今のところは)ない。

 

エクストラ

エクストラはベアシンクロ以外は縛り的にほとんど出番が無く、にも関わらずラディエーションのドローがあるため強金や金謙も採用することができないので、本当に出番の無い局所的なカードをちまちま採用していくことになる。未だ何が良いのかよく分かっていない所もあるので、今後も要検討な部分。

 

必須枠

(枚数はともかく)

ポラリィ×2、ポーラスター×2、セプテントリオン×2、グランシャリオ×2、バロネス、承影、虹光。

流石に出番があると誰でも分かるカードたち。ポラリィとセプテントリオンは2ずつほぼ必須だけど、ポーラスターとグランシャリオは1でも大丈夫そう。一応、ポーラスターからのグランシャリオ×2という選択肢があるのでポーラスターよりはグランシャリオの方が2枚目が欲しい。G+☆8ベアでのみ出せるエジルギュミルというのもいるけど、うららで出せないなら出番半減な上あえて出したい場面も少ないと思う。

 

閉ザサレシ世界ノ冥神

完全耐性の回答を積むだけ積んどくか的な。リンクを出すためには相手ターン中にベアたちの効果を起動し、自分のターンでは召喚権+ベアトロンαssでのみモンスターを追加しなければならないため、4体分の素材を揃えるのはだいぶ難しい。

 

空牙団の懐剣ドナ

バグースカの回答。リンク2ならそれほど無理なく出せるので、こういうののバリエーションを多めに欲しい。種族が異なる必要があるので、☆8ベア×2では出せないけど多分そんなことはしないから大丈夫。

 

トロイメアフェニックス

センサー万別やマクロコスモスなど、変な永続の回答。センサーはミクポーラ→(ベアトロンα→)メガポーラでも解決できるので、無理にリンクを使う必要はないかもしれない。

 

小法師ヒダルマー

群雄割拠の回答。獣戦士族(☆8ベア)×2で出さなければならないので難しいけど、無いよりマシ。しかし、☆8ベアの2体目がメガポーラならそもそも解決するので、どうかな…

 

混沌の戦士カオスソルジャー

変な耐性モンスターへの回答兼、変な耐性の押し付け。神碑などに強くなるかもしれない。

 

厄災の星ティフォン

汎用すぎ。とはいえベア縛りの中では出せないので、実質的にss前後両方にss縛りがかかるようなもの。どうかな…

 

☆9シンクロ

仙々、ウォルフライエ、灼銀の機竜、碧鋼の機竜、アーケティスなど。

ポラリィ+☆8ベアという、セプテントリオンorグランシャリオが出せる場面で出せるカードたち。セプテントリオンやグランシャリオにできない仕事ができるなら採用した方がよい。灼銀、碧鋼、アーケティスなど対象を取る除去はグランシャリオで間に合うことがほとんどなので、必要ない(碧鋼は超雷龍などの破壊耐性の回答になるかも)。ウォルフライエは対象を取らないバウンスが必要なら採用するかも。特に、ラーの翼神竜球体形の除去手段がこのデッキには無いため唯一の除去手段になる(ただ、効果発動までたどり着くの…?)。仙々は特有の除外効果を使いたい相手がいるなら採用する。ただし、自分のカードも除外されるせいで召喚条件的に一切のベアシンクロは出せなくなる。

結局どれも、出せる条件がセプテントリオンやグランシャリオに近い割に解決できる具体的な状況は少ない。

 

サイド

ピュアリィのためにオーバーディレイ、R-ACEのために拮抗勝負、みたいなことを書きたいのではなくて、ベアルクティの性質に関係のあるものをここでは考えていく。

一つのやり方として、☆7以上のサイドカードを大量に採用するというのがあると思っている。というのも、オーバーディレイや拮抗勝負などをサイドに採用した場合、抜ける枠は墓穴2枚ラディエーション2〜3枚目などだけで☆8ベアを減らすという選択肢を取ることができず、結果3〜4枚のチェンジしかできなくなってしまう。一方、☆7以上のサイドカードは☆8ベアを減らしてチェンジすることができるので、結果的にチェンジの枠を7〜10枚と大幅に増やすことができる。ただ単に仮想敵に突き刺さるカードを採用していくよりも、突き刺さりはそこまででもデッキの性質に合ったカードを採用した方が結果的に勝利への貢献が大きいサイドチェンジが可能になるのだ。

(結局、メインギミック内のチェンジの枠は☆8ベア最大6枚、ラディエーション最大2枚となる。その他墓穴やGや泡など抜く場合を考えると、10枚前後の大幅なチェンジを行うこともできる。)

 

溶岩魔神ラヴァゴーレム

仮想敵はティアラ、地属性系、R-ACE、一応ピュアリィ。

うららGの召喚権は後手だとほぼ使うことはないので、召喚権はこういったカードに割くことができる。展開を通した際でもワンキルまで届かないことの多いこのデッキにおいて、ビッグディッパーでコントロール奪取を行うことでワンキルラインが格段に下がるのがとても良い。

 

ラーの翼神竜球体形

仮想敵はティアラ、地属性系、R-ACE。

ラヴァゴーレムとほぼ同じで、ラヴァゴーレムと両方をフル投入できるのがこのデッキの嬉しさの一つになる。しかし対象耐性を突破できるカードが承影しか無く、召喚権無しでは1+1+8で出すことしかできないので、出した場合の処理はとても困る。けど、とんでもない先攻盤面を返せる可能性があるだけマシ。

 

壊獣

仮想敵はピュアリィ。

メインデッキから副葬→氷結界でサーチ可能なガメシエルを積んでいて、必要ならば追加できる。ラヴァゴや球体形よりも小回りが効く代わりに盤面処理はそこまでできないので、ピュアリィを重く見る場合に優先される。

 

原始生命態ニビル

仮想敵は地属性系、R-ACE、その他展開系。

(☆7以上という条件の下では)無難に積める誘発なので助かる。トークンはビッグディッパーで奪取するかグランシャリオで破壊すれば、ニビルの3000を利用してワンキルまで届きやすい。

 

幻想龍ファンタズメイ

仮想敵はR-ACE、サイバース系。

対象を取る効果を無効にする効果と☆7非チューナーというステータスが自分の展開のために使えるので、投入できる対面の場合には特に恩恵が大きい。

 

電光雪花

仮想敵はラビュリンス、神碑。

ほぼデメリット無く使えるので、罠対面が増えるなら優先される。

 

豪雨の結界像

先攻札。

ラディエーションのドローで引き込んで召喚することができれば申し分ないけど、セプテントリオンが成立していない時に召喚しても通常召喚から突破されやすいので、勝ちを勝ちにする感じ。

 

神の通告

先攻札。仮想敵はR-ACE。

罠であればセプテントリオンと妨害の場所が散る。セプテントリオンで対応できないタービュランス絡みの展開を止められる通告を、朝霞杯の段階では採用した。

 

おわりに

以上、最近ベアルクティを頻繁に使うことによって色々考えた、以前よりも詳細なベアルクティの理論となる。

記事を書いたのはほとんど朝霞杯出場前、特にAGOV発売前なので、罪宝R-ACEやティフォン、リトルナイトなどの感触を実際に確かめる前の考察であった。

きょうの朝霞杯を経て多少はそれらに対する知見を得ることができたので、また今後それを踏まえてベアルクティの考察はしていきたい。

現在ベアルクティのことを調べても出てくるのはほとんどデュエルリンクスやマスターデュエル、カジュアルの話だけなので、この記事を読んだそこのあなたも、ぜひベアルクティの考察をしてそれを世に発信していこう。

 

そしたら私は、見ます…😊

 

おしまい!

 

Twitterバラノラ (@psychicbaranora) / Twitter

斬機いまこう75(荒魂)

やあ。

先日、エリア代表決定戦に参加した。

そこで、イマドキな感じの斬機を使ったので、きょうはその構築や展開について考えていこう。

なお、結果は不戦勝の後2回戦敗退であった…

f:id:psychicnaminami:20230623171237j:image

▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デッキ名:【0斬機荒魂23.06.23】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 モンスター 】28
エフェクト・ヴェーラー
ドロール&ロックバード
パラレルエクシード ×3
原始生命態ニビル
幸魂
増殖するG ×3
屋敷わらし
幽鬼うさぎ
斬機アディオン
斬機サブトラ
斬機シグマ
斬機ダイア
斬機サーキュラー ×3
朔夜しぐれ
灰流うらら ×3
荒魂 ×3
雷撃壊獣サンダー・ザ・キング
D.D.クロウ

【 魔法 】10
サイバネット・マイニング ×3
スモール・ワールド ×3
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者
斬機方程式

【 罠 】2
斬機超階乗
無限泡影

【 エクストラ 】15
塊斬機ダランベルシアン
塊斬機ラプラシアン
No.41 泥睡魔獣バグースカ
メレオロジック・アグリゲーター
リンク・デコーダ
転生炎獣アルミラージ
アップデートジャマー
スプラッシュ・メイジ
Gゴーレム・クリスタルハート
デコード・トーカー・ヒートソウル
トランスコード・トーカー
アクセスコード・トーカー
ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード−ネオテンペスト
ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ
サイバース・クロック・ドラゴン

【サイドデッキ】15
ドロール&ロックバード
幽鬼うさぎ
コズミック・サイクロン ×3
ハーピィの羽根帚
レッド・リブート
次元障壁 ×2
無限泡影 ×2
群雄割拠 ×2
励輝士 ヴェルズビュート
リンク・スパイダー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このデッキは「構築王」によって作成されました。

 

構築の意義

さて、これまでよく使っていた斬機というのは例えばこういう感じであった。

f:id:psychicnaminami:20230623172005j:image

今回の構築はこういう感じの構築とは違う点がいくつかあるので、まずはその相違点について考えていく。

 

最終盤面

ウィキッドマスカレ→ネオテンペスト

ネオテンペストにすることで、超階乗への墓穴や返しで開かれる永続罠などに対して強くなる。

一方、うさぎ壊獣サンダーボルトなどの単純な除去よってネオテンペスト単体(=超階乗以外のすべて)を処理されやすかったり、処理されたあと後続のダイアからの攻め手を確保することはできない。

 

ワンキル手段

ファイナル→ネオテンペスト

アクセスコードトーカー以外の攻め手がネオテンペストであると、ワンキルできなかった際でも(超階乗以外の)妨害を残すことができる。

また、破壊耐性や破壊された際の墓地効果に対してワンキルを狙う際も、その条件はファイナルであれば「攻撃表示の2000以下」であったのがネオテンペスト「形式を問わない4200以下」と緩くなる。

一方、ディサイディヴォウィキッドナブラマルチの展開より単体除去による妨害に弱く、アクセスとネオテンペスト分の除去を打たれると攻め手が無くなる。

また、G下でのワンキルや一部のデッキに対するファイナルの詰み性能同契魔術への耐性などでファイナルに劣る。

 

初動

アディオンサブトラシグマダイアなど→荒魂。

1枚初動の枚数を増やすことができる。

また、展開序盤でのGやドロバに対してバグースカで止まったり、センサー万別下でヴェルズビュートを成立させたりできる。

一方、先後問わずダイア入り成立の優先度がおのずと低くなり、展開の強度が落ちる。

また、アディオンサブトラによる柔軟な貫通展開を行える頻度も落ちる。

 

ーーー

 

従来の構築と比べると、両者には以上のような違いがある。

それぞれに長所短所があるが、今回はピュアリィ神碑に対して荒魂によるバグースカやヴェルズビュートの択が欲しかったのと、ディサイディヴォやナブラマルチなどのスロット圧迫、1枚初動の多さなどを評価して、このような構築を選んだ。

 

最大展開

ここからは、手札に対応した展開パターンを網羅していこう。

まずは、相手の手札誘発を考えない最大展開を考えていく。

 

デッキに入っているカードは

1枚初動:サーキュラ、パラレル、荒魂
1体分:アディオン、サブトラ、シグマ、幸魂、ダイア(、方程式、超階乗)

であるので強い順に、1枚初動×21枚初動+1体分1枚初動1体分×2の4パターンが存在する。

ネオテン+超階乗を最低限として、シンギュラ+1ドローシンギュラ1ドローをこの順に優先して追加していく。

最終的な頭数が

2体分ならネオテン
3体分ならネオテン+1ドロー
未使用ダラン含む4体分ならシンギュラ+ネオテン
未使用ダラン含む5体分ならシンギュラ+ネオテン+1ドロー

と覚えておくと、頭数を数えるだけで最終盤面を把握できるようになる。

(※ネオテンの効果をダイア落としに使った場合は1ネオテン、使っていない場合は2ネオテンと表記)

 

一覧

1枚初動×2
サーキュラ+パラレル
 →シンギュラ+2ネオテン+1ドロー+超階乗
サーキュラ+荒魂
 →シンギュラ+2ネオテン+超階乗(ダイア無し)
 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗
荒魂+パラレル
 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗

 

1枚初動+ssサイバース
サーキュラ+ssサイバース (サーキュラ+ダイアも)
 →シンギュラ+2ネオテン+超階乗
誘発+パラレル+ssサイバース
 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗
荒魂+ssサイバース
 →1ネオテン+1ドロー+超階乗 (シグマなら)
 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗 (炎斬機なら)

 

1枚初動
サーキュラ
 →2ネオテン+1ドロー+超階乗
誘発+パラレル
 →1ネオテン+1ドロー+超階乗
荒魂
 →1ネオテン+超階乗

 

2枚初動
ssサイバース×2
 →1ネオテン+1ドロー+超階乗
ダイア+ssサイバース(シグマ以外)
 →1ネオテン+超階乗+ダラン (なんでもケア)
ダイア+シグマ
 →2ネオテン+超階乗 (ドロバケア)

ーーー

 

詳細

(※3体分からネオテン+1ドローに行く際、メイジ+デコーダーでトランスでなく直接ヒートを出すこともできる。しかし、余計にトランスを経由することで、トランス+ヒート+1体分の盤面で1ドローを行いssサイバースを引いた場合にネオテン+ヒートの盤面を作ることができるようになる。墓地にトランスを送っておくと返しのクリスタルハートからの展開もしやすいので、推奨。)

(※展開後、ダイアを含まない斬機3種類が溜まっている場合ネオテンでダイアを落とすことができる。が、そうした場合、DDクロウや深淵の獣によって超階乗+ネオテン1回分を踏まれてしまうことになる。ダイア入りに拘らなければ、墓地除外を受けてもネオテン2回分を妨害に使えるため、環境で採用されている場合にはこれを推奨する。墓地除外を受けなくても、ダイア入り1回分の妨害がネオテン1回分に変換されるだけである。)

 

1枚初動×2

サーキュラ+パラレル

youtu.be

サーキュラefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラでデコーダーssパラレルefssefパラレルssシグマパラレルでダランssefダイアサーチnsefサーキュラssパラレルダイアでメイジssefパラレルssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでシンギュラssダランefリリースダイアssシンギュラefメイジssメイジサーキュラでヒートssef1ドローヒートパラレルダイアでネオテンssefディセーブルム墓地

 →シンギュラ+2ネオテン+1ドロー+超階乗

 

サーキュラ+荒魂

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サーキュラefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチ荒魂nsef幸魂サーチシグマ荒魂でダランssefアディオンサーチefssサーキュラアディオンでメイジssefアディオンssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジss幸魂efnsトランスメイジ幸魂でシンギュラssダランefリリースアディオンssシンギュラefトランスssトランスアディオンデコーダーでネオテンssefディセーブルム(ダイア)墓地

 →シンギュラ+2ネオテン+超階乗(ダイア無し)
 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗

 

荒魂+パラレル

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荒魂nsef幸魂サーチ荒魂でアルミラssパラレルefssefパラレルss幸魂efnsパラレル幸魂でダランssefサーキュラサーチefダイア墓地サーキュラssアルミラパラレルでメイジssefダイアssサーキュラef超階乗サーチサーキュラでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでシンギュラssダランefリリースサーキュラssシンギュラefトランスssトランスダイアサーキュラでネオテンssefシグマ墓地

 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗

 

1枚初動+ssサイバース

サーキュラ+ssサイバース

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サーキュラefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラシグマでダランssefダイアサーチnsefサーキュラssダイアサーキュラでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジss幸魂efnsトランスメイジ幸魂でシンギュラssダランefリリースサーキュラssシンギュラefトランスssトランスサーキュラデコーダーでネオテンssefディセーブルム墓地

 →シンギュラ+2ネオテン+超階乗

 

誘発+パラレル+ssサイバース

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誘発nsでアルミラssパラレルefssefパラレルss幸魂efnsパラレル幸魂でダランssefサーキュラサーチefダイア墓地サーキュラssアルミラパラレルでメイジssefダイアssサーキュラef超階乗サーチサーキュラでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスメイジデコーダーでシンギュラssダランefリリースサーキュラssシンギュラefトランスssトランスサーキュラパラレルでネオテンssefシグマ墓地

 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗

 

荒魂+ssサイバース

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(ssサイバースがシグマ(方程式)なら)
荒魂nsef幸魂サーチシグマefssシグマ荒魂でダランssefサーキュラサーチefダイア墓地サーキュラss幸魂efnsダランef幸魂リリースダイアss幸魂efサーキュラef超階乗サーチ幸魂回収ダランサーキュラでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssメイジデコーダーでヒートssef1ドロートランスヒートダイアでネオテンssefディセーブルム墓地

 →2ネオテン+1ドロー+超階乗+手札幸魂

 

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(ssサイバースが炎斬機なら)
荒魂nsef幸魂サーチefns荒魂幸魂でダランssefサーキュラサーチefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラシグマでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでシンギュラssダランefリリースサーキュラssシンギュラefトランスssアディオンefssトランスサーキュラアディオンでネオテンssefダイア墓地

 →シンギュラ+1ネオテン+超階乗

 

1枚初動

サーキュラ

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サーキュラefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラシグマでダランssefダイアサーチnsefサーキュラssダランサーキュラでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssメイジデコーダーでヒートssef1ドロートランスヒートダイアでネオテンssefディセーブルム墓地

 →2ネオテン+1ドロー+超階乗

 

誘発+パラレル

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誘発nsでアルミラssパラレルefssefパラレルssパラレル×2でダランssefサーキュラサーチefダイア墓地サーキュラssダランefリリースダイアssサーキュラef超階乗サーチアルミラサーキュラでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssメイジデコーダーでヒートssef1ドロートランスヒートダイアでネオテンssefシグマ墓地

 →1ネオテン+1ドロー+超階乗

 

荒魂

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荒魂nsef幸魂サーチefns荒魂幸魂でダランssefサーキュラサーチefダイア墓地サーキュラssダランefリリースダイアssサーキュラef超階乗サーチサーキュラダイアでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでネオテンssefシグマ墓地

 →1ネオテン+超階乗

 

2枚初動

ssサイバース×2

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シグマns幸魂efnsシグマ幸魂でダランssefサーキュラサーチefダイア墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチダランサーキュラでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssメイジデコーダーでヒートssef1ドロートランスヒートシグマでネオテンssefアディオン墓地

 →1ネオテン+1ドロー+超階乗

 

ダイア+ssサイバース(シグマ以外)

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ダイアns幸魂efnsダイア幸魂でダランssefサーキュラサーチefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラシグマでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでネオテンssefアディオン墓地

 →1ネオテン+超階乗+ダラン (なんでもケア)

(※これだけは、最大展開を目指さずにダイア入りを維持することを優先する)

 

ダイア+シグマ

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ダイアnsシグマefssダイアシグマでダランssefサーキュラサーチefアディオン墓地サーキュラssダランefリリースアディオンssサーキュラef超階乗サーチサーキュラアディオンでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでネオテンssefディセーブルム墓地

 →2ネオテン+超階乗 (ドロバケア)

 

以上が、手札に対応した最大展開。

ニビルケアをするつもりのないメイン戦などはこういった展開を優先して行っていく。

 

誘発ケア

一方、サイド後などではあえて最大展開を狙わずに展開することもある。

この項では、手札ごとではなくてケアするものごとに展開を考えていこう。

 

一覧

ダイア入り関連
サーキュラ+ダイア
 →2ネオテン+1ドロー+超階乗+ダラン (なんでもケア)
ダイア+ssサイバース(シグマ以外)
 →1ネオテン+超階乗+ダラン (なんでもケア)
ダイア+シグマ
 →2ネオテン+超階乗 (ドロバケア)
ダイア+パラレル
 →2ネオテン+1ドロー+超階乗 (ドロバケア)

 

ニビルケア
サーキュラ+パラレル
荒魂+パラレル
2枚初動+パラレル
 →シンギュラ+超階乗
サーキュラ+ssサイバース
サーキュラ+荒魂
 →シンギュラ+超階乗

 

うさぎケア
ダラン含む4体分

 

詳細

ダイア入り関連

サーキュラ+ダイア

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サーキュラefシグマ墓地サーキュラssダイアnsefシグマssダイアシグマでダランssサーキュラefダランefアディオンサーチ超階乗サーチシグマefssサーキュラシグマでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssメイジデコーダーでヒートssef1ドローアディオンefssトランスヒートアディオンでネオテンssefディセーブルム墓地

 →2ネオテン+1ドロー+超階乗+ダラン (なんでもケア)

 

ダイア+パラレル

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ダイアnsでアルミラssパラレルefssefパラレルssアルミラパラレルでメイジssefダイアssパラレルダイアでダランssefサーキュラサーチefシグマ墓地サーキュラssダランefリリースダイアssサーキュラef超階乗サーチサーキュラでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssメイジデコーダーでヒートssef1ドロートランスヒートダイアでネオテンssefディセーブルム墓地

 →2ネオテン+1ドロー+超階乗 (ドロバケア)

 

ニビルケア

初動+パラレル

サーキュラ+パラレル
荒魂+パラレル
2枚初動+パラレル

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普通の初動+パラレルの場合、パラレルを使わずにいつもの展開を行う。

ネオテン後ニビルを受けたら、

 

トークンでスパイダーssパラレルefssefパラレルssスパイダーパラレルでハートssefトランスssハートパラレルトランスでシンギュラss

 →シンギュラ+超階乗

 

とする。その後超階乗などでシンギュラの効果を起動できればネオテン蘇生もできる。

逆にネオテン前やトランス前にニビルを受けたとしても、同じくクリスタルハートを用いて直接ネオテンorトランスとすればネオテンorシンギュラのどちらかは構えることができる。パラレルの代わりに、ssサイバース2体分を使っても同様。

 

サーキュラ+ssサイバース

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サーキュラefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラシグマでダランssefダイアサーチ幸魂efnsダランef幸魂リリースサーキュラssダランサーキュラでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでネオテンssefアディオン墓地

 →1ネオテン+超階乗(ダイア無し)+手札ダイア

 

ここでニビルを受けたら、

 

ダイアnsefサーキュラssダイアサーキュラでハートssefトランスssトークンでスパイダーssスパイダーハートトランスでシンギュラss

 →シンギュラ+超階乗

 

とする。もっと早くてもパラレルの時と同様。ただし、ダイア1枚採用の場合ニビルを受けなかったパターンで超階乗をダイア入りにすることができないので、それがイヤならダイアを2枚にするか、ニビルケアを諦めるしかない。

 

サーキュラ+荒魂

youtu.be

サーキュラefシグマ墓地サーキュラssシグマefssサーキュラef超階乗サーチサーキュラシグマでダランssefアディオンサーチアディオンefssサーキュラアディオンでメイジssefサーキュラssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジデコーダーでネオテンssディセーブルム(ダイア)墓地

 →2ネオテン+超階乗(ダイア無し)+手札荒魂
 →1ネオテン+超階乗+手札荒魂

 

ここでニビルを受けたら、

 

荒魂nsef幸魂サーチ荒魂でアルミラssトークンでスパイダーssアルミラスパイダーでハートssefトランスss幸魂efnsハートトランス幸魂でシンギュラss

 →シンギュラ+超階乗

 

もっと早くてもパラレルの時と同様。

 

うさぎケア

ダラン含む4体分

サーキュラ+ssサイバースなどの手札ではダラン含む4体分を用意できたので、シンギュラ+ネオテン+超階乗の盤面が可能であった。

うさぎという誘発は、いつでもネオテンに直撃させることでネオテン分の妨害をまるまる消すことができたのだが、このようにシンギュラ+ネオテンを作れる場合ではネオテンにうさぎを受けてもシンギュラがいることによりディセーブルムが有効になり、さらにその後超階乗などでシンギュラを起動してネオテンを蘇生することもできる。

ので、素直に最大展開を狙うこと自体がうさぎケアに繋がる。

(たとえ途中のトランスにうさぎを受けたとしても、その時点で盤面に3体分が残っているためハート→ネオテンが可能)

問題はニビルケアと完全に相反することであって、ニビルケアのためにパラレルやダイアを温存するとネオテンにうさぎ直撃でシンギュラには向かえないし、うさぎケアのために先に盤面に4体分を広げるとニビルで流されて何も残らない。

どちらかしか行えない時は、その時がメイン戦なのかサイド後なのか、現環境での誘発の採用率はどうなのかなどを総合的に判断して選択する必要がある。

 

攻撃可能ターン

前提として、サーキュラのモンスター1体でしか攻撃できない効果に注意。

後攻でのワンキルパターンは主に以下の二つ。

3体分→アプデアクセス
3体分→ハートネオテン

アプデアクセスの方は話が早いが、相手の場に破壊耐性破壊された時の墓地効果を持つモンスターがいる場合、またはバトルフェイズ中にモンスターが特殊召喚されうる場合はハートネオテンでワンキルを行う。

youtu.be

3体分でメイジssef何かssでデコーダーssメイジデコーダーでトランスssデコーダーefssトランスefメイジssトランスメイジでハートssefトランスssトランス何か何かでネオテンssef地属性(スパイダー、ダラン、ラプラ)墓地

 →ハート+ネオテン

 

とすることで6100貫通2回攻撃(直接も可)ネオテンが成立するので、相手モンスター2体以下のステータスの合計が4200以下の場合8000ダメージが通る。

アプデアクセスより安全である場合が多いので、この4200というラインを常に意識しているとよい。

 

また、ダイアを減らして荒魂を増やしているこの構築ではダイア入りを成立できずに、どうしてもワンキル成立まで届かない時がある。

そのような時はアプデ経由はせずにデコーダを使って単なるアクセスを成立させ、見えている妨害を確実に踏んだ後に余らせたリンク値からハートを用いてネオテンやシンギュラに向かい、超階乗+αの妨害を用意して盤面を返す。

そのためにも、ワンキル不成立が見えているときはダランを使いながら超階乗墓地のエクシーズモンスターを確保しておく必要がある。

 

構築

根幹の部分だけ書いておく。

メインデッキ

荒魂×3

1枚初動はこれを含めて15枚で、わざわざ減らしたい理由が無いので3枚。

召喚権としてのダイアとの比較は、ダイアの項で。

 

幸魂×1

1枚あればよいので1枚。

2枚あると、幸魂効果による荒魂回収で再び荒魂幸魂を並べられたり、単なる2枚目の荒魂を再び利用できるようになったりするけど、どちらもターンが経過した後の話で頻度がかなり小さい。しかも、荒魂を一度利用するとアルミラージやダランなどを使用してしまうので、2枚目の利用が確実ではない。こういったことから、必要ないと感じた。

 

ダイア×1

1枚あれば十分なことが多いが、2枚目が必要な場面も明確に存在する。

サーキュラのコストでダイア墓地送りからダランでダイアサーチをするG受けの良い展開や、先の手札にダイアを抱えたままネオテンでダイアを落とすニビルケア展開、スモワやマイニングで手札のダイアを飛ばした後のダランでのサーチなど。

これらのほとんどは超階乗をダイア入りにするためにダイアを余分に必要としているのだけど、この構築を使った環境ではDDクロウや深淵の獣を無視できない環境であって、斬機3種類がダイアを含むか含まないかが関係ない試合が多くなっている。

その試合に影響するか分からないダイア入りのためだけ余分なダイアを採用したくないと考えたので、今回は2枚目は採用しないことにした。

そもそも前提としてダイアが引きたいカードなのであれば枚数を減らす必要は無いのだけど、同じ召喚権の荒魂と比較してダイアは1枚初動にならない2体分にすらなるとは限らないことから荒魂より優先したいとは思わなかった。

展開札+ダイアでの貫通・上振れ力を評価する方もいるようだけど、荒魂を採用している場合、上の展開パターンからも分かるように展開札+荒魂でも十分貫通や上振れにはなる。

ダイア入りがどうしても必要な場合はマイニングスモワで触ることもできるので、わざわざ素引きするために枚数を増やす必要は無いと感じた。

 

シグマ×1、アディオン×1、サブトラ×1

どれもダイアや幸魂と同じ理由で2枚以上に増やしたい理由は無い。

逆に、デッキ内の斬機の枚数やダラン・マイニングのサーチ先を十分確保するために、どれも1種類ずつは必須だと感じた。

 

エクストラデッキ

ダラン×1

エクストラというのはメインと違って「入れたくない」という感情が発生しないのでどれも入れたいには違いない。

ダラン2枚目は、展開した返しにダイアや荒魂を用いて再展開する際や、超階乗に墓地除外を受けて2体でエクシーズする際に必要になるが、それでさらにそのサーチ先を活用するためにはダイアの2枚目やシグマの2枚目、幸魂の2枚目も必要になる。

そのどれもをメインに増やしたくなく、またエクストラの他の1枠も削ならければならないと考えると、この2枚目は優先度が低いと感じた。

 

バグースカ×1

サーキュラ展開ではシグマまでGを待たれてバグースカが成立しないことも多いが、スモワにチェーンGマイニングスモワにドロバを打たれた時に選択肢に欲しい。

また、今回サイドデッキにエクシーズオーバーディレイの枠を取りたくはなかったので、横バグースカ+リンク展開でノアールに対応するためにも、ダランより優先したかった。

 

シンギュラ×1

上の展開の通り、上振れやニビル貫通に使う。

特に先攻でのニビルケアの要求値がぐっと下がるので、後攻ではより欲しいアクセス2枚目よりも優先して採用したかった。

アクセス2枚目の役割はシンギュラでも一部果たせる。

 

おわりに

まとめると、この構築の方針は

荒魂を増やし1体分のモンスターを減らすことで1枚初動の量を最優先にしながら貫通展開も両立する。

環境的に無駄に終わる可能性があるダイア入りに拘らずにその他のメリット(ネオテンの回数、デッキスロット)の享受を優先する。

となる。

 

結果を残せたからエライ!と言うことはできないし、次の改定次第では今後に生かせる内容ですら無くなってしまうかもしれないけど、自分と、いると信じてるこの記事を読みたい人のために、一区切りのここで書くことにした。

 

されてない規制の話をするのは好きではないのであんまり語りはしないけど、なんというか…この記事を読んでいるあなたと私たちにとって、しあわせな未来が来るといいね…😊

 

今まで、ありがとうね…😢

 

おしまい。

 

Twitterhttps://twitter.com/psychicbaranora

ベアルクティいまこう

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やあ。

新弾 DUELIST NEXUS にてアルクティの新規カードが2枚も登場したので、アルクティを考えていこう。

(※これは嘘である。ベアルクティを考えようとしたら、たまたま新弾で新規が登場していたのだ。しあわせものめ…😊)

 

 

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▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
デッキ名:【0ベアルクティ23.05.24】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【 モンスター 】24
アルクティ-ミクポーラ ×3
アルクティ-メガタナス ×3
アルクティ-メガビリス ×3
アルクティ-メガポーラ ×3
天極輝士-熊斗竜巧α ×3
原始生命態ニビル
増殖するG ×3
幽鬼うさぎ
海亀壊獣ガメシエル
灰流うらら ×3

【 魔法 】15
おろかな副葬 ×2
アルクティ・スライダー
アルクティ・ディパーチャー ×3
アルクティ・ビックディッパー
アルクティ・ラディエーション ×3
墓穴の指名者 ×2
強欲で貪欲な壺 ×2
抹殺の指名者

【 罠 】1
氷結界

【 エクストラ 】15
フルール・ド・バロネス
相剣大公-承影
アルクティ-ポーラ=スター ×2
アルクティ-ポラリィ ×2
アルクティ-グラン=シャリオ ×2
アルクティ-セプテン=トリオン ×2
グラビティ・コントローラー
コードブレイカー・ウイルスソードマン
トロイメア・フェニックス
混沌の戦士 カオス・ソルジャー
閉ザサレシ世界ノ冥神

【サイドデッキ】15
ダイナレスラー・パンクラトプス
ドロール&ロックバード ×3
原始生命態ニビル
深淵の獣ドルイドブルム
豪雨の結界像
ハーピィの羽根帚
拮抗勝負 ×3
無限泡影 ×3
神の忠告

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このデッキは「構築王」によって作成されました。

 

アルクティとは

アルクティの大きな特徴は二つあり、一つはメインデッキのモンスターの共通効果。

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こんな感じで、「手札の☆7以上をリリースして特殊召喚する効果」特殊召喚した場合の固有効果」を持つ。

現在☆7非チューナーと☆8チューナーのみが存在していて、固有効果が☆7は展開効果、☆8は妨害効果となっている。

二つ目はシンクロモンスターの召喚条件。

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こんな感じでレベルの差を参照するシンクロ召喚とも言える方法による条件を持つ。

ギミック外のカードを用いない限りは、☆8チューナーと☆7非チューナーで☆1シンクロを出し、☆8チューナーと☆1シンクロで☆7シンクロを出す流れを取ることしかできない。

 

最終盤面

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この、セプテントリオン「EXデッキから特殊召喚されたレベルを持たない表側表示モンスターの効果は無効化される」効果はエクシーズ・リンク主体のデッキに対してとても有効で、現環境においてはピュアリィや斬機などに突き刺さる。また、

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新規で登場したカードの1枚、ポーラスターの効果でセプテントリオン特殊召喚すれば、「相手はEXデッキから特殊召喚された、レベルを持つモンスターの効果を発動できない」効果を適用することができ、全てのEXモンスターの効果を封じることができる。

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ラディエーションはベアルクティが特殊召喚される度に1枚、最大7枚のドロー(ターン1無し)ができるリソースの要(かなめ)。

セプテントリオンも、相手が特殊召喚した場合にベアルクティカードをサーチするリソース回復効果を持っている。

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アルクティモンスターの効果はどれもメインフェイズ中のフリーチェーンで、☆8ベアルクティの効果は妨害効果であるため、ドローやサーチで手札に抱えたベアルクティモンスターはそのまま妨害となる。

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このビックディッパーは必ず展開中に貼ることになるので、リリースコストは展開後であれば踏み倒し可能で、さらにビックディッパー自体にもコントロール奪取の妨害効果がある。

以上、(ポーラスターにより特殊召喚された)セプテントリオン+ビックディッパー+手札の☆8ベアルクティというのが、ベアルクティの目指すべき最終盤面となる。

 

展開

展開できる最低限の要求値は

ディパーチャー+コスト

ミクポーラ+☆7以上+コスト

ミクポーラ+☆8ベア

ベアトロンα+☆8ベア+☆7以上

のいずれか。

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ディパーチャーはベアルクティ唯一の1枚初動である。

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ミクポーラは固有効果がベアルクティモンスターのサーチ。

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ベアトロンαは新規カードの1枚で、例外的にコスト無しで特殊召喚しつつアルクティ魔法罠をサーチできる。

「☆8ベア」「☆7以上」「コスト」は広い範囲のカードが条件を満たすので、「ディパーチャー」「ミクポーラ」「ベアトロンα」のいずれかが絡むことが展開できる条件となる。

 

ディパーチャー+コスト

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ディパーチャーefミクポーラ☆8ベアサーチミクポーラef☆8ベアリリースミクポーラssefベアトロンαサーチefssスライダーサーチef☆8ベアssベアトロンα☆8ベアでポラリィssefビックディッパー発動ポラリィefベアトロンα除外☆8ベアssポラリィ☆8ベアでセプテントリオンss

セプテントリオン+ミクポーラ+ビックディッパー


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スライダーはただの蘇生魔法。

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ポラリィはビックディッパーを置く(必須)効果と☆7以上をリリースして☆8ベアを蘇生する効果。踏み倒さなければ盤面の数は変わらない。

ミクポーラ→ベアトロンα→☆8ベアと並べていって7+7+8とできれば同じことができる。

また、さらに手札に☆8ベアが余っていれば

 

ディパーチャー+コスト+☆8ベア

youtu.be

ディパーチャーefミクポーラ☆8ベアサーチミクポーラef☆8ベアリリースミクポーラssefベアトロンαサーチefssスライダーサーチef☆8ベアssベアトロンα☆8ベアでポラリィssefビックディッパー発動ポラリィefベアトロンα除外☆8ベアssミクポーラ☆8ベアでポーラスターssefポーラスター☆8ベアリリースセプテントリオンss

セプテントリオン(☆)+ポラリィ+ビックディッパー

(※(☆)はポーラスターで出したことを意味する)

 

と、セプテントリオンにポーラスターの効果を付与することができるようになる。

で、さらに☆7以上を盤面に出すことができるなら、

 

ディパーチャー+コスト+☆8ベア+☆8ベア+☆7以上

youtu.be

ディパーチャーefミクポーラ☆8ベアサーチミクポーラef☆8ベアリリースミクポーラssefベアトロンαサーチefssスライダーサーチef☆8ベアssベアトロンα☆8ベアでポラリィssefビックディッパー発動☆8ベアefssミクポーラ☆8ベアでポーラスターssefベアトロンα除外セプテントリオンssポーラスターefポーラスター☆8ベアリリースセプテントリオンss

セプテントリオン(☆)+セプテントリオン(☆)+ポラリィ+ビックディッパー

 

ポーラスターの効果にターン1制限は無いので、1度コストを踏み倒して使用してからもう一度使用してセプテントリオン(☆)を2体並べることができる

セプテントリオン(☆)の他に先攻で出して嬉しいモンスターがいないため、2体並べて泡うさぎ壊獣などのケアをすることしかできない…

 

まとめると、

ディパーチャー+コスト

ミクポーラ+☆7以上+コスト

ミクポーラ+☆8ベア

ベアトロンα+☆8ベア+☆7以上

などの要求値から最低限セプテントリオンを立て、☆8ベアを追加できるごとに、ポーラスターの効果の付与や、セプテントリオン2体着地などが可能になっていく。

☆8ベアの追加は要求値が高いように思えるが、ラディエーションが絡んでいると3ドローくらいで☆8ベアを引いても間に合うし、ビックディッパー素引きでポラリィ省略、スライダー素引きでラディエーションサーチなどからでも展開を伸ばせる。

 

おまけ

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構築

以上のような展開を可能にするための最良の構築を考えていく。

 

ミクポーラ×3

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初動なので3枚。全ての☆7以上と組み合わせて動ける。どんなデッキタイプにおいても、この手のカードは3枚採用に限る。

 

ベアトロンα×3

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ミクポーラと比べると組み合わせの要求値が高い(これ+☆8ベア+☆7以上)が、初動の細いこのデッキにおいては重要なので3枚。ミクポーラでサーチして嬉しめなモンスターがこのカードしかないため、ミクポーラと合わせ引きしていても特に嬉しくはない…

 

メガタナス×3

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メガポーラ×3

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メガビリス×3

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☆8ベア枠で、初動ではないものの手数になりうるカードたち。

初動系だけでは結局展開も妨害もできないのでいくらか☆8ベアを採用しなければならないのだが、デッキの自力を支えてくれるのはこれらであると信じてフル投入。

初動系を引けていないとき、ギミック外+☆8ベアで動けないよりは、☆8ベア複数枚で少しでも打点供給できる方がよい。

 

うらら×3、G×3

先攻展開抑止や、相手のGを止めるために必要なカード。

ラディエーションでドローした際に誘発として機能するのはもちろん、うらら+☆7ベア、G+☆8ベアでバロネスを出せるので余り過ぎてる召喚権で場に出しても強い。

ポラリィ前にバロネスを成立させることがこのデッキ唯一にして最強の誘発ケアとなる。

 

ニビル、うさぎ

ラディエーションで大量ドローした際に引いて妨害になるカード。

構築当時は斬機を意識したこれらにしたけど、環境次第で何を入れてもよい。

一応、ニビルは☆7以上としてコスト、うさぎは☆3チューナーとしてバロネスのために使える。

 

ガメシエル

☆7以上として最低限コストになる他、副葬→氷結界のルートで拾えるので環境的に強い今メインから採用。

どの☆8ベアでも打点を超えられるので、処理は簡単。

 

ディパーチャー×3

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唯一の1枚初動なので当然3枚。

墓地送られた次のターン以降使えるコスト肩代わり効果というのが実はあるので、これを使用した先攻展開後は相手ターン中にこれ&ビックディッパーで☆8ベアを2体分タダで出すことができる。

 

副葬×2、氷結界

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初動のミクポーラを拾うことができるので最大枚数。

使用後次のターン終了時まで水属性しか特殊召喚できなくなるが、バロネスが出せなくなるだけなのでギミックに影響は無い。

氷結界を素引きしたら、普通にダークオネストみたいな効果を使用するか、ディパーチャーで切る。

 

強貪×2

ほとんどのカードが3積みなので問題なく採用できる。

ビックディッパーの飛びだけ若干痛いが、コストをきちんと払うというだけで全然ゲームにはなるので、別によい。

 

ラディエーション×3

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初動ではないが明らかに強そう。

素引きしていなくても、ベアトロンαのサーチをディパーチャーやスライダーにしなくてもよいほど展開に余裕があるならばサーチして使用することができるので、必ずしも素引きにこだわる必要がない。

のだが、素引きしているとチェーンを組んでモンスターへの妨害をかわせたり、ベアトロンαでのサーチまでのドロー枚数も稼ぐことができ、貫通力に乏しいベアルクティの貫通力をそこそこ引き上げてくれるので、3枚。

エンドフェイズのデッキ戻し効果は、1枚積みのスライダーやビックディッパーなどを戻す。

 

スライダー

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ディパーチャー1枚初動などで必要になるので、最低限の1枚。

魔法罠のサーチが余りこれを余分に持っておける場合は、フリーチェーンで墓地のメガタナスなどを蘇生して妨害にできる。

 

ビックディッパー

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ポラリィから貼って、毎ターンの踏み倒し効果とささやかな妨害効果を得るために1枚。

これを維持できればベアルクティの効果はアドバンテージを得る効果になるので、セプテントリオンのロックが効かない相手などに対してはセプテントリオンのサーチ+これの肩代わりでアドバンテージを得ながら戦うことになる。

 

墓穴×2、抹殺

全ての手札誘発が重いので。

 

エクストラはベアルクティとバロネス以外ほぼ使わないので、枚数などはそこそこ適当な状態。

ポラリィ×2

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ビックディッパーを貼るために出す。既にある時は出さなくてよい。

一応これを出すだけでセプテントリオンorグランシャリオ特殊召喚までは可能なので、妨害を受けた次のターンなどに再び特殊召喚して再展開するために2枚目はほぼ要る気がする。

 

ポーラスター×2

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ポラリィの代わりに、またはポラリィを出した上でさらに出してセプテントリオンに繋ぐことでEX封じができるようになる。

肩代わり+普通にコスト払うので2回効果を使用できるので、先攻ならセプテントリオン×2、後攻ならグランシャリオ×2などで一気に盤面を強化していく。

ポラリィと同じ理由で2枚目が欲しいけど、ポラリィよりは要らない。でもEXは空いてるので2枚。

 

セプテントリオン

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妨害+リソース、おまけにビックディッパーや☆8ベアの妨害効果もほぼこれに依存している、このデッキの中心となるモンスター。

の割には泡うさぎ壊獣などなんでも食らってしまうので、如何にセプテントリオンに依存せずに(とはいえ維持は狙う)アドバンテージを維持するかが、先攻での頑張りどころとなる。

2体並べる機会が明確にあるので2枚は必須で、それを処理されたあとにもう1枚使う時があるような気もするから、ベアシンクロの中では一番3枚にする可能性がある。

 

グランシャリオ

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セプテントリオンと同じ条件で出せて、除去効果対象に取る除去を無効にできる効果がある。

捲りに使うには成立できるタイミングが遅すぎるので、捲りは☆8ベアの効果で行い、残った盤面をこれで処理していくようにする。

ポーラスターで2体出せば4面除去、さらにレベルを持つ方のEXモンスターに対するロックがこちらでもかかるので、融合・シンクロ主体のデッキに対しては捲りと蓋両方をいっぺんにできる。(ただし、後続は保証されない)

 

バロネス

うらら+☆7ベア、G+☆8ベアの組み合わせで出せる。

展開不成立のときに苦し紛れで出したり、逆に展開した上で場のベアと手札の誘発が余ってる時に出す。

破壊耐性などに対して承影の方を優先することもあるが、大体バロネスがなんでも解決してくれるので他の選択肢はあまり無い。

 

承影

氷結界中でも出せる☆10シンクロとして手数になる。

破壊以外の除去に乏しいので、それができるのがよい。

 

グラコン、ウイルスソードマン、フェニックス、カオスソルジャー、冥神

詰み要素回避用。

 

不採用カード

ミクタナス

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展開に使用したいベアルクティは初動系以外は☆8側(☆7と☆8で☆1シンクロ、☆1シンクロと☆8で☆7シンクロという流れには☆7が1体、☆8な2体必要)なので、☆7のこのカードは基本的に展開を伸ばせない。

サルベージ効果もコストを払ってまで使いたいものでもない。

 

ミクビリス

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ミクタナスよりもっと要らない。

一応ミクタナスもミクビリスも3枚組による後攻0ターン目の妨害のためにはあると良いのだが、3枚消費の月の書を打つためだけに採用したくはない。

 

クィントチャージ

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魔法罠サーチが余っている時にサーチして妨害になる(グランシャリオを特殊召喚する)カードだが、スライダーがそのポジションを担えているため不採用。

 

ディーヴァ、毒針のニードルなどの1枚ポラリィ系、ガーディアンスライム、疾走の暗黒騎士ガイアなどのコスト2枚分系

ギミック外のカードなのに1枚で完結していない。

これらを採用する場合強貪、次いで☆8ベアを減らすことになるが、指名者や初動系を引ける強貪はもちろん、☆8ベアも上振れや貫通に必要なカードであるため、それらより優先して積みたくはない。

が、上振れや貫通の力が☆8ベアより大きいので、デッキパワーを理由として最終的にはやむを得ず採用する可能性は無くもない。

ファンデッキならいいけど、大会環境で価値を目指すための構築には微妙な気がする。

 

天斗輝巧極、天極輝艦-熊斗竜巧

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アルクティ魔法としてサーチできて、展開を伸ばせる。

これのためにデッキに入れなければならないファフニールが弱すぎるのと、これを打ったあとビックディッパーが消えるのがリソースを消し飛ばしていて良くない。

アルクティ魔法はディパーチャー、ラディエーション、スライダーと現状でも3種類採用できているので、これのうち足りないものをサーチすれば展開は自然に伸ばせるからこれを使う必要があまりない。

 

アーケティス、仙々、ウォルフライエ、碧鋼の機竜、などの☆9シンクロ

☆1+☆8チューナーというセプテントリオン条件の時に出せるけど、出せるだけ。

どれも、出さなければいけない場面はほとんど無いように思える。

 

おわりに

以上が、現状考えうるかぎり最もベアルクティの強みを生かして大会環境で勝利を目指すのことできる展開や構築の方針となる。

細かいところに調整が必要なのは当然として、問題はこの方針では少しデッキパワーが足りない、具体的には先後問わず妨害に対する貫通アプローチを取る手段が少ないということである。

強貪みたいな感じで、ギミック外のカード単体で機能してアドバンテージを取れる(相手に干渉できる)カードがあればよいのだけど…

それを解決しうる別の展開や構築の方針というのはまだまだ考えている最中なので、何かアイデアがあればぜひ教えてください。

 

斬機もマシンナーズもロボット的な見た目の魅力は全く感じないけど、ベアルクティだけは見た目がすき。

見た目がすきなデッキを、やっぱり使っていきたいね…

 

おしまい!

 

Twitterバラノラ (@psychicbaranora) / Twitter

 

(教えてくださいと言っておきながら偉そうにこんなことを言うのもなんですが、カジュアルデッキ寄りのアドバイスは求めているものとちょっとだけ違います。

CSと名のついた大会での使用を想定していない方は、そのままにこやかにお見守りください😊)