やあ。
天気デッキには、定番(と思われる)「天気+永続(+手札誘発)」という構成が存在する。
が、わたくしはこの「妨害できないカード+妨害しかできないカード」という構成のことをあまり美しいとは思っておらず、どうしても「天気で妨害を用意する」か「天気以外のみを使っても勝利できる」のどちらかを達成したいと思っている。
天気で妨害を用意する手段はただ一つで、虹天気アルシエル(以下、光アルシエル)+天気モンスターの成立である。
前回(天気いまこう3(虹天気アルシエル) - 螺旋式うぇーぶ)これを達成すべく考えた構築では光アルシエルの成立に特化したのだけど、それでも展開力の限界で「2枚初動で1妨害」「3枚初動で2妨害」が精一杯であった。(天気を余分に持っていても妨害数を増やせない)
原因は天気モンスターを場に出す方法の限界で、どうあがいても通常の召喚権+天気予報の追加召喚の2体分しか出せないことは大きな問題だった。
ので、今回はその点を解消すべく、天気モンスターを複数展開することができるカードを採用して、光アルシエルの妨害をより強固なものにする方針でデッキを考えていこう!
▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
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デッキ名:【0天気22.10.18】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:0枚
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【 モンスター 】23
ジェムナイト・オブシディア ×2
ローンファイア・ブロッサム ×3
捕食植物オフリス・スコーピオ
捕食植物ダーリング・コブラ ×2
晴天気ベンガーラ ×3
曇天気スレット ×3
極天気ランブラ ×3
雪天気シエル ×3
雷天気ターメル ×3
【 魔法 】15
テラ・フォーミング
ピリ・レイスの地図 ×3
ブリリアント・フュージョン
天気予報 ×3
晴れの天気模様
曇りの天気模様
簡易融合
金満で謙虚な壺 ×2
雨の天気模様
雪の天気模様
【 罠 】2
虹の天気模様
雷の天気模様
【 エクストラ 】15
天霆號アーゼウス
幻影騎士団ブレイクソード
電脳堺龍-龍々
ダウナード・マジシャン
クロシープ
コードブレイカー・ウイルスソードマン
トロイメア・フェニックス
トロイメア・ユニコーン
月天気アルシエル
虹天気アルシエル ×2
アクセスコード・トーカー
閉ザサレシ世界ノ冥神
ジェムナイト・セラフィ
捕食植物アンブロメリドゥス
【サイドデッキ】0
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このデッキは「構築王」によって作成されました。
展開
捕食植物オフリス・スコーピオは、その1枚+コストからクロシープ+セラフィ+ターメル+永続魔法の盤面を作ることができる。
オフリス展開
オフリス+コスト
オフリスnsefダーリンssefブリフュサーチオフリスダーリンでクロシープssブリフュefオブシディアターメルでセラフィssクロシープefターメルss
クロシープ+セラフィ+ターメル+ブリフュ
召喚権が余っているし、任意の天気模様の効果を起動することもできるので、これと他の天気カードを組み合わせることによって天気の盤面を広げていくことができる。
2妨害
オフリス+天気A+天気B
天気A捨ててオフリス展開天気Bnsターメルef雪置くターメル雪ef予報サーチef晴れ置く天気B晴れefクロシープリリース天気Ass天気A雪晴れで光アルシエルss
光アルシエル+ターメル+天気B
オフリス展開で妨害を用意できるおそらく最低限の展開で、なんでもいい天気モンスターを2枚使って2妨害を構えることができる。
なんでもいい天気モンスターとはターメル・ベンガーラ・スレットのことで、シエル・ランブラは天気模様を置く効果があるので使うと展開がより強くなる。(ランブラのアドバンス召喚は特に展開に使わないセラフィをリリースすることで可能なので、実質的にランブラはシエルと同じになる)
また、スレットは展開を伸ばせはしないものの、用いるとリンク素材にした天気模様を場に置き直せるので、盤面をより強固にすることができる。
さらに、天気予報の追加召喚は何故か余っているので、天気モンスターや模様魔法を余分に持っていればそれらを使って3妨害にすることもできる。
オフリス+天気A+雪
天気A捨ててオフリス展開ターメルef晴れ置くターメル晴れefクロシープリリース天気Ass天気A雪ef予報サーチef模様A置く雪晴れ模様Aで光アルシエルss
光アルシエル+ターメル+天気A
天気モンスターの代わりに雪or晴れでも最低限の2妨害展開が可能。
オフリス+ランブラ+モンスター
モンスター捨ててオフリス展開クロシープリリースランブラnsef雪置くランブラ雪ef予報サーチef模様A置くターメルef模様B置く雪模様A模様Bで光アルシエルss
光アルシエル+ターメル+ランブラ
天気2枚の代わりにランブラ+モンスターを用いる最低限の展開。
天気を捨てられない場合晴れを起動できずクロシープをどかせないため、用いる天気モンスターはこの場合のみシエルでなくランブラである必要がある。
3妨害
オフリス+シエル+天気A
天気A捨ててオフリス展開シエルnsef雪置くターメルef晴れ置くシエル雪ef予報サーチef模様A置くターメル晴れefクロシープリリース天気Ass雪晴れ模様Aで光アルシエルss
光アルシエル+シエル+ターメル+天気A
シエルかランブラを含む天気モンスター2枚を使えば模様を1枚分稼げるので、3妨害となる。
このような場合、天気Aとしてスレットを用いていれば天気模様も2枚貼っておくことができる。
オフリス+予報+天気A
予報ef雪置く天気A捨ててオフリス展開ターメルef晴れ置くターメル雪efシエルサーチnsef模様A置くシエル晴れefクロシープリリース天気Ass雪晴れ模様Aで光アルシエルss
光アルシエル+シエル+ターメル+天気A
天気予報を素引きしていない場合、雪のサーチは必ず予報にする必要がある。
ということは、素引していれば雪で天気モンスター、特にシエルかランブラをサーチできるということなので、3妨害展開が可能になる。
これで、オフリス+天気A+[シエル・ランブラ・予報の内1枚]の3枚初動で3妨害成立ということが分かった。
4妨害
オフリス+シエル+スレット+天気A
天気A捨ててオフリス展開シエルnsef雪置くシエル雪ef予報サーチef晴れ置くターメルef虹置くターメル晴れefクロシープリリース天気Assスレットns雪晴れ虹で光アルシエルssターメルef雪虹置く
光アルシエル+シエル+ターメル+スレット+天気A+雪+虹
上の3妨害展開に加えて天気モンスターを余分に持っている場合光アルシエル+天気4体が成立するのだけど、さらにそれがスレットであれば虹を場に置いておけるため4妨害成立となる。(アルシエルの下には3体しか置いておけないけど、相手がモンスターを出した後アルシエルの外側の1体を虹で飛ばしてアルシエルの下に天気モンスターを着地させれば4回の妨害ができる)
オフリス+予報+シエル+天気A
予報ef雪置く天気A捨ててオフリス展開シエルnsef晴れ置くシエル晴れefクロシープリリース天気Assターメルef虹置くターメル雪efスレットサーチns雪晴れ虹で光アルシエルssスレットef雪虹置く
光アルシエル+シエル+ターメル+スレット+天気A+雪+虹
3妨害展開+予報素引きなら雪のサーチをスレットにできるので、やはり4妨害成立可能。
もちろん、オフリス+予報+スレット+天気Aでも可能。
オフリス+シエル+ランブラ+天気A
天気A捨ててオフリス展開シエルnsef雪置くシエル雪ef予報サーチef晴れ置くセラフィリリースランブラnsef虹置くターメルef模様A置くターメル晴れefクロシープリリース天気Ass雪晴れ模様Aで光アルシエルss
光アルシエル+シエル+ランブラ+ターメル+天気A+虹
3妨害展開に加えてシエルorランブラがある場合は、スレットは使えないものの模様を計4枚置けるので虹を残したまま天気4体を用意でき、4妨害成立。
これで、オフリス+天気A+[シエル・ランブラ・スレット・予報の内2種]の4枚初動なら4妨害が成立することが分かった。
より強いオフリス+[シエル・ランブラ・スレット・予報の内3種]であれば、光アルシエル+天気4体+模様3枚まで行けるので、これがこのデッキの現実的な最大展開ということになる。
その他
オフリスの絡まない天気のみの展開は前回の通り。
ブリフュ素引きパターンは割愛。
落としたターメルを晴れで蘇生すればいい感じになる。
構築
オフリスと、1枚でオフリスに繋がるロンファ・簡易を最大枚数で合わせて5枚。
他にあったら教えてください…(おろまいでビブリスプとかはあるけど…)
シエル・ランブラ・スレット・予報は展開のために引きたいので最大枚数で、その他一般天気としてターメルとベンガーラを3枚。ラズラまで積む理由は一応あるけど、現時点で他を抜いてまで入れるかは微妙。既に40枚に達しているので。
ダーリンとオブシディアは一応展開成立第一ということを考えると素引き不可なので2枚。真面目に組むならさすがに枚数を落とす所だと思うけど、今回は一旦目をつぶる。
天気模様は特に展開成立のために引きたいというわけではないから、使うものを最低限の枚数で。曇りと雨は必須じゃないけど魔法なら最悪手から貼れるので選択肢として。逆にオーロラは手貼りできないから無し。
(特に雪も、他の天気模様同様展開成立のために引きたいわけではなく引いたら手札マイナス1の可能性があるため減らした。のだけど、雪は貼っておけば天気モンスターに対する無効系や無効破壊を防ぐことができるいわゆる“貫通札”となるので、それまで見越すなら増やすべき。今回はオフリス展開の貫通札にはならないのと、残存効果により雪後にはオフリス展開を行えない事から増やさなかった。)
ということをやっていたら、手札誘発や永続魔法罠は入れずに40枚に達してしまった。先攻は光アルシエルによる妨害を全面的に信頼すればOKということにするけど、後攻は虹や雷の後攻性能に期待するくらいしか頑張れる所がない。
コンセプトを変えずに真面目に組むなら、ダーリンオブシディアランブラ天気模様あたりをすこ〜し減らして少しだけ手札誘発を入れるのがいいかな。相当強力な札を積まないと後攻では勝てなそうだから、基本的にはサイチェンで対応する。
おわりに
まとめ。
オフリスを含む初手の場合、
・オフリス+天気A+天気B→2妨害
・オフリス+天気A+[シエル・ランブラ・予報の内1枚]→3妨害
・オフリス+天気A+天気B+天気C→3妨害
・オフリス+天気A+[シエル・ランブラ・スレット・予報の内2種]→4妨害
天気をちょろちょろと回し始めるのがイヤだったので、オフリスを使ってガッと展開できるようにした。
強いのかは分からない…というかたぶんそんな強くはないんだけど、光アルシエルの妨害を最大限生かせる、一つの方向性ではあると思う。
天気はTwitterでの検索性がそれはもう死ぬほど低いことで有名で、かくいうわたくしも他の人の構築を見られなくて多いに困っているので、この記事がそんな誰かの目に届くかは分からないけど届いたらいいな…
数多の検索妨害を乗り越えてこの記事にたどり着いてくれた人、読んでくれてありがとう!
おしまい。