やあ。
きょうは、現在最もメジャーであるティアラメンツに対して、サイチェン後で後手のとき現実的な確率で勝利できるようなサイチェンプランを考えていこう。
こうやってわざわざじっくり腰を据えて考えなければならないほど、普通にやっていては勝てない。
▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
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デッキ名:【0斬機22.11.09】
メインデッキ:42枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
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【 モンスター 】25
パラレルエクシード ×3
増殖するG ×3
夢幻崩界イヴリース
斬機アディオン ×3
斬機サブトラ ×3
斬機シグマ ×2
斬機ダイア ×2
斬機サーキュラー ×3
斬機ナブラ
斬機マルチプライヤー
灰流うらら ×3
【 魔法 】12
サイバネット・マイニング ×3
スモール・ワールド ×3
三戦の才
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者
斬機方程式
転生炎獣の聖域
【 罠 】5
斬機超階乗
無限泡影 ×3
神の宣告
【 エクストラ 】15
塊斬機ダランベルシアン ×2
塊斬機ラプラシアン
炎斬機ファイナルシグマ
リンク・ディサイプル
リンク・ディヴォーティー
転生炎獣ベイルリンクス
アップデートジャマー
サイバース・ウィキッド
スプラッシュ・メイジ
I:Pマスカレーナ
デコード・トーカー・ヒートソウル
トランスコード・トーカー
トロイメア・ユニコーン
アクセスコード・トーカー
【サイドデッキ】15
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ×3
ハーピィの羽根帚
三戦の才
強欲で貪欲な壺 ×2
三戦の号 ×2
月の書
皆既日蝕の書 ×2
レッド・リブート
次元障壁
神の宣告
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このデッキは「構築王」によって作成されました。
前提
まず前提として、対ティアラでは「これを打てば一発解決!」みたいな都合のよいサイドカードは存在しない。
正確には「浮幽さくら」や「ディメンション・アトラクター」のようなカードが存在はするけど、それらに頼ったプランにすることはできない。
アトラクターはこちらの展開も止めてしまい当然ダメなので採用可能なのはさくらだけになるのだけど、さくらは3枚しか積めない。
さくらを積んだからと言って、それが現実的な確率で勝利できるようなプランであるとは到底思えないので、結局さくらだけに頼ることもできないのだ。
そしてもう一つ問題がある。
それは、後手から勝利するためには実質的にワンキルを狙うしかないということである。
斬機におけるワンキル以外の返し方といえば基本的にはアクセスコードトーカーで全処理+超階乗で蓋ということになるのだけど、ティアラ相手にはこれが叶わない。
アクセスコードトーカーによる盤面処理は墓地効果を誘発させてさらなる展開を巻き起こしてしまうこともあるし、超階乗を構えても相手の残ったリソースに対して結局“墓地送り効果”であるラプラを通しても完全封殺には至らないことが珍しくないからだ。(完全封殺が叶わなかった際、こちらがさらなる返しを行えるほどのリソースは当然残っていない)
これはワンキルの仕方にも影響する話であるので、ほとんどの場合ワンキルするにしても、アクセスコードトーカーではなくファイナルシグマによるワンキルを求められることとなる。
というわけで、以上「一発解決は無い」「ファイナルによるワンキルを求められる」の2点を踏まえた上でサイドプランを考えていこう。
サイドチェンジ
現在最も有効だと考えているのは以下のようなサイチェンプラン。
灰流3、ダイア、墓穴2、抹殺、聖域、超階乗、神宣
↓
ラヴァゴ3、号2、才、強貪2、羽根、リブート
ざっくりと言えば、三戦の号やスモールワールドのサーチ範囲に期待して、高い確率(重要)で捲り札+十分な手数を確保するようなプランである。
灰流、深淵の獣を含む相手の三戦を踏むようなカードの投入は、それぞれ単体のパワーも考慮して一切やめた。
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム
今回のサイチェンプランの中心。
部分的にではあるものの確実に、複数の妨害を無力化することができるラヴァゴは、まずある程度有効である。
その上で、スモワや号からのスモワでサーチすることができるステータスであるので、後述のドローカードも含めれば高い確率での引き込みを期待できる。
被っても被った分有効に使えるため、手に入れる手段が多いことは複数のラヴァゴを手に入れることにも役立つ。
また、攻撃表示モンスターを供給するためファイナルのワンキルを可能にする。
攻撃力3000のため一撃で勝利とはいかないけども、サブトラが絡めば一撃、ナブラを絡めてラヴァゴ2体に対して攻撃すればワンキルとなる。
気をつけるべきは召喚権を使ってしまう点で、ラヴァゴを使用するとダイア召喚が不可能になる。
そのためダイアは召喚以外でダイア入りを成立させるためだけに1枚の投入に抑えた。
斬機→パラレル→ラヴァゴ
パラレル→炎斬機→ラヴァゴ
イヴリース→炎斬機→ラヴァゴ
G→ × →ラヴァゴ
ラヴァゴ→パラレル→サーキュラ
三戦の号
スモワ、マイニング、才、強貪をサーチ先として持ち、ラヴァゴや才で盤面干渉、サイバースサーチやドローで展開と、あらゆることを選択して行える。
号やスモワが盤面干渉と展開どちらのためにも使えるカードであるため、よくあるサイチェン後の「捲り札と展開札をちょうどよく引ければ捲れる」みたいなご都合主義をいくらか解消することができる。
なるべくこちらの展開前に打ちたいので、スモワでのラヴァゴサーチやマイニング、強貪への灰流などを最初に打ってもらってできるだけ自由に打てることを心がける。
特に、ラヴァゴのサーチや特殊召喚で相手に動いてもらうのが最も都合がよい。
三戦の才
号からのサーチ先として最も心強いカード。
スモワ→ラヴァゴ以外の盤面干渉の選択肢であり、ドローの選択肢も強力。
あえてドローをしなければいけないのには理由があり、それはスモワ、マイニングのコストが必要だからである。
号やスモワを使って“都合のよい”手札を作り上げることができたとしても、大抵は手札コストを払ってしまって手札は3〜4枚にまで減ってしまう。
ラヴァゴを出しても盤面を完全に解決できるわけではないので、相手の盤面を弱めた後は手数で妨害を貫通する必要があるのだけど、その際手札の少なさが響く。
故に、スモワやマイニングを使った上でしっかりと5〜6枚の手札を持ってして展開に挑めなければならないので、三戦の才のドローは単に枚数が増えるだけでも大いに役立つこととなる。(場合によっては、引いたカードをコストにすれば引きには依存しなくてよくなる)
強欲で貪欲な壺
号でサーチ可能なドローカード。
才と同様、手札の枚数をとにかく増やしてスモワやマイニングで都合のよい手札を作ることと手数の確保を両立する。
飛びによる不都合、主にマルチが飛んで勝利不可能になる可能性があるけど、正直これくらいのリスクを受け入れてプラスを生み出していかないとティアラは捲れない。
号、才、強貪は被った際にあまり手数にならないため、3,2,1などではなく2,2,2にしてなるべく手札を全て使いきれるようにした。
羽根リブート
必ず存在するティアラの罠に対応するためのカード。
ドローカードも存在するため、後引きでも使えるこれらを優先。(コズサイでもよいが、1:1交換までしかできないのは心もとない)
正直ティアラに対してこれらを投入しなければならない理由は無いのだけど、さすがにサイド枠を今回のティアラ後手プランに割きすぎていて、ラビュリンス等の罠系デッキに投入するカードとの枠を兼ねたくなったので折衷案。
今後調整する枠にはなってくると思う。
戦い方
戦い方は大体各カードの項で述べたとおりだけど、まとめると
・Gはドローフェイズ、泡はキトカロス(等)に打って、三戦を打たれないように妨害をできるだけ弱める
・ラヴァゴ、スモワ→ラヴァゴ、号→ラヴァゴ、才、号→才で直接相手の盤面に干渉して妨害を減らす
・サーキュラ、スモワ→サーキュラ、マイニング→サーキュラ、号→サーキュラ、その他ssサイバースを展開札としてファイナルワンキルを目指す
・才、号→才、強貪、号→強貪でドローし、必要カードを引き込む&コストで減る手札を回復する
となる。
サーチとドローで妨害に真っ向から手数で挑む構成なので、互いの一挙手一投足が勝敗を分け得る、難しい対戦になる。がんばれ!
おわりに
一応現在これが最も有効な(最も勝利できる確率の高い)プランであると考えているのだけど、当然これでも勝ち越しとまではいかないし、何よりもっと良いプランもあるかもしれない。
さくらだけには頼れないものの採用はするプランや、羽根リブートあたりを調整するプランなども多いに考察すべき対象でありながら未だ考察しきれてはいないので、ぜひあなた方も色々考察を進めてほしい。(そして、教えてほしい)
ちなみに、今回のプランのための調整はADSのレート対戦や拙い私自身の自演対戦によって行われたので、より正しい考察をするためにはティアラ側を正しく回せる人との意見交換をしながらの調整がホントは求められる。
だからなんにせよまだアマアマチャンなお話ではあるので、指摘やアドバイスがあればお気軽にください。
あなたも斬機でティアラに勝とう!
おしまい。