螺旋式うぇーぶ

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バラノラが長文を書きたいときのためのブログ

斬機いまこう58(日本選手権予選の構築)

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やあ。

日本選手権の店舗予選に出場してきたよ。

参加者は15人で、トーナメント形式。

結果は、2回勝ってベスト4になったところで負けて終了。

最近はこの日本選手権予選に向けてデッキを調整していたので、きょうはそのデッキの調整ポイントと実際のところを振り返ってみよう。

対戦のレポは書くのが大変なわりに読んでもつまらないと思うのでカツアイ🐤

 

GS ◯×◯

王 ×◯◯

天威 ◯×× 

 

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▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
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デッキ名:【0斬機21.11.24】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
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【 モンスター 】28
バランサーロード ×3
パラレルエクシード ×3
原始生命態ニビル
増殖するG ×3
屋敷わらし
斬機アディオン ×3
斬機サブトラ ×3
斬機シグマ ×3
斬機ダイア ×3
斬機ナブラ
斬機マルチプライヤー
灰流うらら ×3

【 魔法 】11
サイバネット・マイニング ×3
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者 ×2
禁じられた一滴 ×3
転生炎獣の聖域

【 罠 】1
斬機超階乗

【 エクストラ 】15
塊斬機ダランベルシアン ×2
塊斬機ラプラシアン
炎斬機ファイナルシグマ
リンク・ディサイプル
リンク・ディヴォーティー
リングリボー
転生炎獣ベイルリンクス
アップデートジャマー
コード・トーカー・インヴァート
サイバース・ウィキッド
スプラッシュ・メイジ
トランスコード・トーカー
アクセスコード・トーカー
トポロジック・ゼロヴォロス

【サイドデッキ】15
アーティファクト-ロンギヌス ×3
原始生命態ニビル
怪粉壊獣ガダーラ ×3
ハーピィの羽根帚
ライトニング・ストーム ×3
レッド・リブート
王宮の勅命
魔封じの芳香 ×2

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このデッキは「構築王」によって作成されました。

 

いつも通りの所についての説明は当然省くとして、今回ならではの所について説明していこう。

各カードについての構築段階での採用・不採用理由と、実際の選手権予選の対戦においてどうだったかを見ていく。

 

・パラレルエクシード×3

理由:環境から泡が減って目立っていた短所が解消されたので、最強のサイバース枠であるパラレルを積んだ構築にした。詳しくは前回の斬機いまこう57(パラレルエクシード) - 螺旋式うぇーぶに書いたので、そちらを見てくれれば良いと思う。

実際:完全に思った通りであった。パラレルの弱点(無効系、リンク除去)が露呈することも無かった上、パラレルで展開を伸ばすことがしっかり勝利に繋がったので文句は無い。

 

・レディ・デバッガー×0

理由:パラレルを採用するに当たってサイバースの枚数がデバッガ系含まずに20枚となったので、経験上最も心地のよい枚数である23枚にするためにはデバッガジェネセクレタリ各1枚という構成にせざるを得なくなった。が、ジェネセクレタリ計2枚に対してデバッガ1枚というのはあまり良くない。良くない理由は2つある。

1つ目は弱めのカードの比率が多くなるということ。ジェネセクレタリは引いたとき弱いので採用するだけで少しマイナスがある。デバッガが強いからその分プラスになるのであるから、ジェネセクレタリを入れるならデバッガ多く入れないと効率が悪いのである。

2つ目はジェネセクレタリと組めるのがデバッガであるということ。ジェネはデバッガバランサパラレルと、セクレタリはデバッガとしか組めない。ただでさえ弱いのに、組める相方がデッキに少なければ少ないほどさらに弱くなる。

よって、ジェネセクレタリがある限りデバッガを減らせば減らすほど効率の悪い構築になってしまうので、全部不採用とした。

また、そもそも引きムラがある構築にしたくなかったという理由もある。これはデバッガが1枚とか関係なく、ジェネセクレタリがある以上どうしても起こり得る下振れ手札を起こしたくなかったので、デバッガセットを不採用にした。下振れがある分上振れがあるからデバッガは普段採用に足るわけだけど、今回は日本選手権予選。いつものCSとは違って1敗も許されない状況で戦うので、いつもにも増して安定度が高い(が上振れない)構築にしたかった。

実際:一応思った通りで、大会中一度も事故は起きなかった。上振れが無かったせいで勝てなかった試合があったかどうかというのは判定が難しいところではあるけど、デバッガで上振れるのは先攻時で、先攻展開を捲られて負けたということは無かったので、これも思った通りになった。

 

・サイバネット・マイニング×3

理由:デバッガを不採用にしても良かった理由はまだマイニングがあるからで、マイニングを入れることでデバッガ無しでもサイバース23を達成できるため採用した。なお、普段あまり採用していないことからも分かるようにマイニングには弱点が色々ある。あまり詳しくは書かないけどコストを払う性質が他のサイバースや構築全体と噛み合っていない点や、灰流ケア・なんでもケアができなくなる点、デッキ内で唯一勅命魔封じに引っかかってしまう展開札であることが主。なのでマイニングは非常にビミョ~なサイバースなのだけど、先述の通り今回はデバッガもビミョ~なサイバースなのである。でもそのビミョ~なうちどちらかは採用しないと23にならないので、苦渋の選択の結果マイニングとなった。本当は、マイニングを入れるときはデバッガを入れた方がよい(1枚からディサイディヴォできるようになるため)という通説もあるのだけど、仕方がない。

実際:まあ~~妥当。上の通り事故は起きなかったのでデバッガよりマイニングを優先したのはその点を見れば成功している。マイニング入りでは灰流ケア展開がしにくいという欠点があったけど、たしかに灰流ケア展開は一度も無かった。けど、そのお陰で負けたということも無かった(灰流を打たれても墓穴で解決できた)ので、マイニングの弱点は露呈しなかった。正直、これからの構築に向けて少し評価は上がった。少し。

 

・禁じられた一滴×3

理由:ぬかった。頭がサイバース枠や誘発でいっぱいで、思考停止で以前の構築のまま3投してしまった。一応、かつての採用理由としては環境のほとんどの盤面が一滴で(少なくとも部分的には)捲れる上、先攻で引いた際のリスクもマリガンやセットして妨害にすることである程度少ないので後攻の勝率を上げるためというものであった。今思えば一滴は2枚くらいに減らすのも視野に入れるべきだった。以前にも増してエルドリッチが使われていることや、一滴で部分的にすら捲れない九支やプロートスを構える天威が増えたこと、先攻で伏せてもドラコバックを受けやすいことなどを考慮すると、一滴の価値は以前ほどは高くないのである。

実際:耐えた。エルドとは当たらなかったし、天威に関してはむしろ一滴でバロネスを止めたことによってバロネス九支プロートスの盤面をメイン戦で捲って勝利することができた。それ以外の場面ではもちろん一滴の想定場面で普通に使って勝ったりもした。なので結果から見れば良かったのだけど、ちょっと反省が残る。

 

・屋敷わらし×1

理由:そもそも、相手が何であっても超階乗に対する墓穴に当てられたり超階乗に対するわらしに抹殺を打てるようになったりと、誘発の打ち合いに噛み合うのでメインから採用する一定の価値がある。今回は、環境的に主に水遣い、ティアースケイル、ドゥードゥルバウワウ、紅きなどに打てて上記以外の使い道もふんだんにあると思ったので、採用した。超階乗絡みのことを考えるとメイン戦での役割が大きいと思うので、サイドには不採用。

実際:王相手に1回引いて腐った。けどこれはまあブレの範囲内でしょう。1枚積みだから使うこと少ないし。なので実際のところどうだったってのは今回はあんまり無い。

 

・原始生命態ニビル×1

理由:わらしを入れるために2だったニビルを1にした。元々はプランキッズや天威相手にクリティカルに当たる、先後ともに使いやすい誘発ということで2枚採用していたけど、エルド増加やプランキッズのニビルケア展開などを考慮して減らした。サイドに不採用なのも同じ理由。0にしてもいいと思ったけど、抹殺用に1枚残した。1枚くらいならあってもいい。

実際:引かなかったし抹殺宣言もしなかった。

 

・トポロジック・ゼロヴォロス×1

理由:プランキッズ相手に一滴で捲る希望を持つため。詳しくは斬機いまこう56(トポロジック・ゼロヴォロス) - 螺旋式うぇーぶ

また、それをやるのにダランベルシアン1枚を捧げる価値はあるのかどうかだけど、あると思った。というのも、ダラン3枚目の重要性を常日頃から感じてはいるものの、実際に3枚目を使ったことが久しく無い。次3枚目が無くて後悔するまでは、1枠捧げてもいいかなという気持ちであった。

実際:ダラン3枚目が必要になった。超階乗を墓穴で抜かれるも生き残って、次のターン展開するという場面が見事に訪れた。が、そのターンダランを出さずとも勝利できた。ので、ダラン3枚目は正確には必要ではなかった。しかし、それができたのも一滴が噛み合ったお陰だったので、ダラン3枚目はやっぱり欲しい。欲しくなった。ママ~!買って~!!プランキッズとは当たらなかった。

 

・励騎士ヴェルズビュート×0

理由:直前まで採用を迷った。採用する理由については、斬機いまこう52(励輝士ヴェルズビュート) - 螺旋式うぇーぶを見てほしい。が、やはりエルド相手にビュートを打つだけで勝利まで行けるのか甚だ疑問であることや、エルドの永続として御前だけでなくセンサーも入り始めたので、ビュートの活躍は難しいだろうと不採用にした。

実際:☺️

 

アーティファクト-ロンギヌス×3

理由:幻影、天威、ふわんだりぃずにクリティカルに当たり、プランキッズ、エルドリッチに対しても悪くないと見られる範囲がかなり広いのでフル採用した。特に、一滴や壊獣での捲りを許さない天威に対して有効な手札誘発となるので文句は無かった。

実際:勤労感謝の日なので勤労感謝していた。

 

・怪粉壊獣ガダーラ×3

理由:プランキッズを見つつ他も見られるサイドカードを採用したかったので採用。プランキッズはどれかを飛ばして融合を阻止できれば上々、ゼロヴォロスに頼らなくてもファイナルの勝ち筋ができるのでよい。幻影も盤面のデストロイさえ見られればあとは踏みやすい霧剣なので大体OKと判断した。天威のプロートスに無力なので本当は手札誘発が良かったのだけど、プランキッズと同時に見るのが難しい。今回はプランキッズを優先した。

実際:天威の方と当たっちゃった😋 一応入れたけどバロネス1体潰せただけで全然捲れなかったので悪い意味で思った通りであった。

 

・ライトニング・ストーム

理由:エルドリッチ。この枠のカードはもうエルドリッチ以外にはサイドインしないので、エルドリッチに一番強いカードにしたかった。裏目は魔封じ勅命と天獄だけど、ツイツイやコズサイではそれらをすり抜けて打てたとしても永続1枚残るだけで終わるので全妨害消しきれないそれらは微妙と判断し裏目は割りきってライストをフル採用。あと正直、初戦とかで環境外のデッキに当たったときに無難に入れることができるという理由もある。日本選手権予選の性質上の理由である。

実際:王には入れたけど勤労感謝。

 

・ツインツイスター×1

理由:割りもの無しでエルドリッチ相手には到底勝てず、分布的にいると思ったのでライストに次いで信用できるツイツイを1枚だけ追加。枚数をかさましするなら引かなくてもなんとかなり得る手札誘発より引かないと死ぬ割りものだと思ったので、こちらにした。

実際:王には入れたけど勤労感謝。

 

・魔封じの芳香×2 (王宮の勅命×1)

理由:一滴や勇者で超階乗が捲られやすいので、超階乗だけを信頼できない。メインギミックにもほぼ当たるので採用。3枚入れたいけどサイドの最後の枠だったので1枚減って2枚になった。が、今思えばツイツイの枠を魔封じ3枚目にするのは全然アリだった。もう少し考慮すべきだったかも。

実際:天威相手に勅命を引いたものの天威はハリ展開だけで動けるので展開は止まらずそのまま負けた。天威のことを考慮して魔封じ勅命の採用自体をもう少し考えた方が良かったかも。とはいえ、天威にも十分有効であるとは思うけど。

 

ーーー

 

というわけで、採用カードについての過去の気持ちと今の気持ちを書いてきた。細かい反省点がいくらかあれど大まかな方針は良好であったので、80%くらい成功とは言えるのではないだろうか。

けどその細かい反省点のお陰でもしかしたら今回天威には負けてしまったのかもしれないので、もっとぬかりのない構築を今後はしていきたいところでアル。

 

質問とかあったら何かで聞いてください。わたくしが喜びます。

 

にゃぁ~それでは。

 

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